そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班#8

http://www.ktv.jp/crisis/index.html
脚本・原案:金城一紀 演出:白木啓一郎
 
田丸の潜入捜査の件はこれで終わりなのかな。
結構引っ張ったわりにそれだけって気はしなくもない…んだけど、まあそれはいい。
というか、田丸と千種産の関係はもうちょいロマンチックなのかと思ってたけど、むしろどん詰まり感ありすぎて、オレはちょい予想とは違ったなー。いや思ったより千種さんがゲス…かったって意味で。
田丸は「俺の心が信念を裏切ったんだ」と言うけど、それも外事だかで何やったのか知らんが心が疲弊してたからじゃないかなあ。何やったんだろ、思い当たることがありすぎてw
本当に千種さんが欲しかったわけじゃないと思うけどそれもまた人間の業か。いいけど逃げ恥の時はメチャ輝いてた50歳な石田ゆり子だけど、こっちのゆり子は生活に疲れててとても美しい妻とは言いがたく。(失敬!)いや何が言いたいかというとそういう女性を灯台にしてしまうほど田丸がまいってたんだろうなあと。
だから上からの命令を無視しても林を助けようとしたことが組織の駒の意地を見せること、そして林の奪還に特捜班のみんなが一緒にきてくれたことで千種さんという灯台が要らなくなったんなら、それはとても良かったなと。
どのみち夫の潜入捜査を応援しない、それをいいことに田丸に寄りかかってくる、しかも林の潜入捜査をリークしたのも千種だった…などなど、田丸が千種さんを選ばなくてよかったとしか。
まあそこで突き放すのも田丸の不器用な愛かもしれんが、まさに彼女が言う通り、田丸は自分の理想を勝手に投影して逃げ道にしてたってことでしょ。いくら逃げるは恥だが役に立つと言われても…(言ってない)
ともかく、教団にカチコミに行く特捜班の5人がとても楽しそうで…って思ってたら、8分近くのまさかの超絶長回し!ほんとにワンカット長回しなの!? すげえ!

最後本物の親日のレスラーだったんか。

林を助けるとこまでかと思ってたら助けて戻るまでが遠足です…じゃねー、戻って警察が来るまで長回してた!青沼さんきたとこでやっと普通にカット割り入った!すげえ!
田丸追いかけて回してる間後ろの方で稲見がずっと教団の猛者を締め続けてるとか、いやカメラあんまり振らずに全体を追いかけていくとか超大変そう!
意味があるのかないのかとか関係ないね、とにかくすごかった。映画なら見せ場になるとこだよな。スタッフ&キャストの皆さんお疲れ様でした!
そして特捜班の勝手な突入を庇うように強制捜査になだれ込む青沼さんグッジョブなんだけど、それすらも鍛冶局長の手のひらの上的な忖度込みだったー(たぶんこの撮影の頃その言葉流行ってないw)というのがいろいろみなさん切れ者過ぎてすごい。局長カッコイイ。カッコイイけど切れ者すごて怖い。
今回の田丸の潜入ネタ(「ダブルフェイス」)といいお相手が石田ゆり子なこと(「MOZU」)といいもうキャストの過去作品盛り込みまくりなCRISISですが、最後、青沼が鍛冶局長に「特捜班を使ってどこまで行くつもりですか、どこへ行くつもりですか」て言うのについつい「京都…」と画面に向かってつぶやくオレであった…(お約束)
それにしてもなんとなく稲見の天使ちゃんはどっかのスパイじゃないかって気がしなくもないんだけどそんなことはないのかなあ?