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仮面ライダーエグゼイド#40「運命のreboot!」

テレ朝 http://www.tv-asahi.co.jp/ex-aid/ 東映 http://www.toei.co.jp/tv/ex-aid/
脚本:高橋悠也 監督:上堀内佳寿也
『リセット』
 
ちょっと待って、冒頭からブレイブ、スナイプ、レーザー、ゾンビはアホなのかと思うんだけど、時間を操るクロノス相手に戦ってどうしようと思ったのか。黎斗が協力的でもハイパームテキで10秒しか時間止められないんだから、どう考えたってドライバとガシャット取られるだろよ…誰もそれに気がつかなかったのか?なんで戦った?
ところでさ、このドラマって途中まではたとえゲームキャラのバグスターであっても自我が芽生えたら命があるっていう話だと思っていたのに、そのバグスターに人間の患者と同じ死の恐怖を味わ合わせるために死ぬほど辛い目に合わせるってどういうこった?人間が死の恐怖を自ずと感じるのは命を持って生きてるから当然であって、バグスターに死の恐怖がないのは単純にゲームというフィクション上のデータだからで、何度でもリセットが出来るからだよね。正確にはゲームが絶版されたとしてもデータが残ってればプレイハデキルアkr足なナイトは思うけどさ。
そしてパラドを消さない方法はわかった上でパラドにはそれを悟らせず、殺したと思わせて実は自分の中に取り込んでた(パラドは気がついてない)ってどういうこった。なぜそんなことが出来るの永夢?
しかも「思い知っただろ。死ぬってことがどれだけ怖いか」に続くセリフが「勝手な行動されたら困るんだ」って、やっぱ永夢先生怖過ぎるよ!
パラドに死を知って欲しかったって言うだけでバグスターとはいえ死にそうな目に合わせたり殺してみたり、とてもじゃないけど医者のやることは思えない。痛い目に遭わなきゃわからないだろっていう理屈はドラマとはいえ通しちゃっていいのか?それをやるのが主人公なんだよ?
そもそも最近の永夢は最初の頃の心優しきドジっ子研修医とはまるきり別人みたいなキャラなんですけど、いつの間にそんなことになってた?マジでいつキャラ改変した?
いや、ドラマとしてこの展開ってとても面白いと思ってるんだけど、なんかスッキリしないのは主人公の永夢がそういう意味で都合良すぎるというか、何というか、ドラマの主人公として成り立つような具体的な「力」を持ってるわけでもなくそのための行動をしてるわけでもないのにいつの間にか「そういうことになってた」「そういうことが出来る」というなんかわからないウヤムヤなとこなんだよ。永夢ってそもそもどういうキャラクターだったのか、よく思い出せよ>脚本
今の永夢ってなんか仮面ライダーの主人公として運命に立ち向かってるかと言われたら、具体的に何してるのかまったくわからないままクライマックスですよ?
なんというか、話は面白い気はするんだけど説得力を感じないというか、ものすごくふんわりしてるんだけど… いやこの脚本家さんって前から辻褄はあってるような気はするけどキャラの行動原理に根拠がないふんわりした客本書くなあと思っていたんだけど(まったくホメてない)なんかずいぶんごまかされた気がする。いやそれ以前に今の永夢先生が怖すぎるんでなんとかしてください。こんな主人公でいいとは思えない。

そんで「バグスターは人間とは相容れない、人類は倒すべき敵だ」と言うグラファイトは、最初にパラドが言ってた人類を滅ぼしてバグスターが取って代わるってことを着々と実現しようとしてるんだけど、取って代わってどうするのかってことは考えてなかったってことで?
そもそもこの世界がゲームでもバーチャルリアリティでもない以上、リアルな現実世界でVRであるバグスターがどうするのかって話だよねえ。そういう意味では人間である財前教授がゲーム病を利用して目論んだ世界征服?のほうが理解できるんだけど、そもそもゲーム病を研究するってことは何を目指してたんだっけ?新しいVRの生命体を作るってどういうことだったんだ?
一応TVシリーズの枠でいうとゲームの話だから、ポッピーの言う「人類を倒した先に何があるの?人類がいなくなったら誰が私たちと遊んでくれるの?」ってのは全くその通りなんだけど、それ自体ゲームキャラという枠の中での考え方だよね。ゲームキャラゆえの発想よね。
でもパラドはそこから飛び出てゲームキャラであることを否定して、心を持った人間になりたかった、ゲームの主人公じゃなくプレイヤー側になりたかったってのは、自我を持ったからそれは新種の生命体だ、だからゲームの外でも存在したいてってことだと思ってたんだけど。
だからバグスターがゲームの外で存在するためには人間がゲーム病を発症してバグスターを生み出し本体の人間に取って代わって実体を持つバグスター(VR人間生命体?)として、この現実の世界にとどまることが出来る様になりたいって話だったはずだよねえ。それが彼らバグスターの言う「人間に取って代わる」ってことだったはず。
今なんでこんな話になってんの?
主人公の立ち位置がまったくわからない上に、しかもいつの間にか永夢がパラドの罪を背負っていくって話になり、2人で命を救うために一緒に戦うって、あれ、なんかすごくいい話っぽいけど話ズレてない?エグゼイドってそんな話でいいんだっけ?このあとどうなるの?もしかしてグラファイトってやらなくてもいいことやっちゃったんじゃない?
仮面ライダークロニクルの主人公はパラドだっていうのもよくわからないんだけど、これでグラファイトがゲムデウスウイルスでラスボス化したとしたらパラドに倒されないとゲーム終わらないってこと?え、それ可哀想。
そんでもってパラド。ゲームのルールを無視して引っ掻き回した相手でも泣いて謝ってきたら許して一緒に協力して遊ぶと言うのはそれはそれで良い話だと思うんだけど、本当にそれでいいのかなあ?
なんかウヤムヤのうちに怖い永夢先生と今度こそ本当に改心したパラドが二人揃って一緒にゲーム攻略しようってなってクロノス倒したんだけど、なんかスッキリしねえ。(毎回ちゃんとアクションが入ってくるのは良いですね)
てか正宗社長の血を吐くような「ハイパームテキさえ無ければー!!」って、それってつまり息子の才能に負けたってことじゃね?と思った途端にまさかのリセット!え、なんで、どうやったの?社長何者???
私こそが世界のルールだぁー!って言われても。ほんとに何者なの?ゲーム病に罹ってんの?とすれば社長のバグスターって何?そろそろ説明して欲しい。大体永夢が何なのかも説明されてるようでされてない気がするよ。この物語の中でゲーム病になるってことの本当の意味って何なのさ。
 
予告。
気がついたらグラファイトだけハブにされてたってこと?かわいそうー。
今週の「よくわかるエグゼイド」、なんかキョーレツw

(大きい画像は東映公式にて)