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原案・脚本：金城一紀 演出：猪股隆一
majiturai…いやマジツライ。
開始10分位でリタイヤしそうになった…けど、西島秀俊が真の姿を現すまでは頑張らねば！（何の使命感だ）
というかー、1話め見た時に相方がこれは「デスパレードな妻たち」じゃないかって言ってたけど、たぶんそうだよね。（相方はデス妻大好きで2話目はまだ見てない）
というかそれって激しく今さらじゃね？あのノリを日本でやってもチープな昼ドラにしかならなさそうだし。（でも昼ドラに綾瀬はるかはたぶん出てくれない）
いやそれ以前に問題なのは、なんでこういう中途半端に下品なドラマにするのか分かんないし、それ以前につまんないんだけどーってことなんだよ。
面白おかしく夫婦の秘め事や、今回みたいに元AV女優がステ奥やってる話にしてもネタがどうこうじゃなくストーリーがつまんないんだよ。
いやだってさ、高岡早紀の色っぽい奥様が元AV女優でしたーなるほどだから色っぽいのかーって、全然わかんないし、それであちらの方をいろいろ指南って言われても、男女の機微が読める元銀座のクラブのママとかならともかくAV女優でしょ、別の意味でねーよって話だけど。夜の夫婦生活で演技しろってこと？
しかもいきなり昔の仕事仲間がやってきて恐喝って、さすがに劇中でも（中途半端に）指摘してたからわかった上でこの演出なんだろうけど、初回はともかく応じるふりして隠し撮りして警察に行けって話だし、そんなことで町内会議開かれて出て行けとか言われるのもおかしいし、伊佐山旦那が言うとおり夏樹さんは被害者なんですけど。
というか夏樹さんの旦那もAVがショックだとしても、それ以前に今奥さんは恐喝されてる被害者ですよと。ケアしてやれよ。しかも相手は単に嫌がらせで壁に落書きしてるわけでなく金を引き出そう、あわよくばもう一度AVに出させようって魂胆なんだよ？（恐喝が一回支払って済むわけないにしてもそこもわかりにくかったね）
それならさっさと旦那と和解して二人して菜美たちと協力して撃退するってのが夫婦愛的な解決の筋だろよ。最後戻ってきましたーっても、オレならそんな辛い時に逃げちゃうような旦那は嫌だなあ。
でもってもっと根本的なこと言うと、あのちょと高級そうな閑静な住宅街の住民たちがまったくのモブの書割で、元AV女優の奥さんという記号に対して眉をひそめるというあまりにもステレオタイプな展開描写がつまんないってことなんだよ。今まで夏樹さんはあの住宅街でのステ奥付き合いってなかったのか？菜美はともかく京子や優里だけがそういうのを受け入れるいい人なの？他の奥様たちとは交流全くないの？あれだけ習い事やってるのに。その辺をまったく描写するつもりがないっていうとこであまりにも下手くそ脚本すぎるよ。
つか毎回違う習い事教室に行っては新しい人と知り合ってその人のトラブルを解決する、最後は菜美がスパイの特殊能力で…っていう構成なのかな。まあそんなもんでもいいけど、なんか捻りがなくてつまんないなー。2回めでホント視聴者脱落するよ、これ。
菜美のアクションにしてもなんか型通りの殺陣っぽいからまったく緊迫感も面白みもないんだけど、あの中途半端なコメディの中で「私が解決してあげる」からの綾瀬はるかのシリアスでプロっぽい佇まいだけが見どころって気がするわ。
あとどうでもいいんだけど、夏樹さんが菜美たちのことを話す時に「いい子たち」みたいな言い方したけど、40すぎの夏樹さんが本田翼の教子くらいならともかく30代（広末に至っては30代なかばなんだけど）の既婚妻をして「いい子」はねーと思うぞ？脚本頭湧いてんのか？
せめてもう少し面白くならんもんだろか？つーかそれ以前に綾瀬はるかと比べると広末も本田翼も全然学芸会なので見てて辛いです。なんでこんなキャスティングにした？
