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おんな城主 直虎#43「恩賞の彼方に」

http://www.nhk.or.jp/naotora/
脚本:森下圭子 演出:藤並英樹
 
ううむ、万千代の才走った聡明さと行動力を遺憾なく見せつけられ、なおかつ話も面白いというこの脚本がスゴい。なんという説得力。
この先の歴史を知らない(歴史オンチ)オレでも、井伊直政という武将は徳川家になくてはならぬ人物、のちのち大成するとしか思えない。しかもドラマとしてもちょー面白い。
小姓にはなったが他の小姓に疎まれ超スルーと見るや自分から仕事を探す万千代たち。
雨が降って足元が悪いからといって庭を治すのは伏線でも何でもないっぽいのに、訪問客が大勢押し寄せてきたらちゃんと下足番のことは思い出し整理に当たるという有能さ。やはり自分から仕事を探せるやつは違うな!(でもやっぱり伏線ではないっぽい?)
そして前回丸太ではしてやられたからといって井伊(おとわ殿)を出し抜いてちゃっかり薬を手に入れ家康に取り入り、色小姓は絶対拒否したにも関わらず他の小姓たちより優位に立つためなら殿の威を借ることも厭わず「色小姓ですから!」と脅す万千代さま(笑)
しかももっさりとした小姓たちには自分顔いいですから!みたいに言うとこもスゴいwもう主人公としての自身に満ち溢れてて突っ込みどころがなさすぎるwww
家康の懐にグイグイ入っていっても邪魔にも嫌味にもならずむしろ頼もしいというありえないほどの主人公補正入りまくりの最強キャラ。これがフィクションなら漫画かよって突っ込むところだよw いっそそのまま色小姓になればいいのにと思うけど、阿部サダヲ菅田将暉でナニしてもあんまり嬉しくもないから別にいいですw
おまけにちょっと気に留めた恩賞問題では各氏族の成果を表にするという超有能さ。本当に15歳かよ。表という概念はあったのかこの時代に…とは突っ込むけど、面白ければどうでもいいのだそんなことw しかも何気に付箋的な表作りってのもなんかいろいろ上手い。演出スタッフが気が利いてるのか?
万千代、説明絵も上手いし文章も上手い、欠点ないやんか!いや短気で気性が激しいのは欠点なのか。いいけど阿吽の呼吸で暗黙の了解的な探り合いをする南渓和尚とおとわの間で空気読まない六左に和むわ。逆にほのぼのするよw
しかし「おんな城主直虎」と言いつつ完全に主人公は万千代=直政になったと見せといて、でも実のところ万千代の発想や実行力、あふれる才気というのは血の繋がりはなくとも確実におとわから受け継いだと思われるし、今回の話はいろいろ目配せも聞いてて本当に面白かった。もう何をどうしても万千代=直政が(徳川家康の下で)天下を取らないことなんてありえねえ。
そしてそして甚兵衛… (´Д⊂ヽ 甚兵衛は死して松を残す…なのか。つか山の木を伐採したら植林するって、この時代までは常識じゃなかったのか?そりゃ雨が降ったら山も崩れるだろうよ。山の地肌を根固めせな!
ところで家康の息子の信康が大変パッとしたキャラだったんで、気になってwikiって見たら…はあ? (・_・?) 一体何がどうして築山殿もろとも家康に成敗されることになったのだ??何が起こった戦国時代???
続けて先週のも見るつもりだったのに時間切れザンス。いいまんちよ!