そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

セトウツミ#11(終)

http://www.tv-tokyo.co.jp/setoutsumi/
脚本:宮崎大 監督:杉田満、坂下雄一郎
 
先週の突然急転直下な不穏な感じからどんな最終回になるかと思ってたけど、なんかすごい救われた。スーパースター、ありがとう…!
内海の家族殺害計画はお姉さん本人によって阻止され、何故か内海父登場で内海がDVにあうという衝撃の展開。
というか、いつも友だちの前ではクールだった内海が父親にぶたれて乱れてるとこ、友だちの前ではカッコつけてたのにあの状態を晒してる内海の心情を考えるとちょっと萌えなんだがそんな場合ではない。誰かこんな内海を助けてあげて…と思ってたら、瀬戸のあの樫村さんへの恋文のメモがまさかの縦読み!アホなのにモノスゴイ気の利いたことしてるってかそんなことよく思いついたって。すごい伏線。瀬戸マジでスーパースター!ちょっと泣いてしまったわー(・_;)
マジで先週の予告カットのバルーンさんコスプレの瀬戸と内海の「スーパースター…」のつぶやき、なんだろうと思ってたから、内海が救われてよかった…
原作もこんなんだろかと思ってぐぐってみたけど若干描写が違うくらいで両親殺害計画で最終回か。
結局瀬戸はサッカー部に戻り、内海は東京の大学に行くってことであの何もしない日常というモラトリアム?が終わる、成長とは無縁のただの暇つぶしなしゃべり場だったけど、確実に何かは変わっていく青春とは奇跡か。
それぞれの居場所に戻っていった瀬戸と内海の、そんな川っぺりの階段の暇つぶしはなくなったけど結局LINEで同じことやっとるという平和的最終回。対面(横並び?)の人間関係がネット上のSNSになっただけでやってることは同じだけど、でもやっぱりあの同じ場所で同じ時間を共有していたというのはとても贅沢だと思うわけで、そんなことはあの時期の寄る辺ない若者だからこその時間つぶしの日常だったのかと思うとその時間自体が切なくも愛しいよ。
ドラマなのに最後はずっとLINEの映像だけを映すという潔さもよかった。もっといろいろ言いたいことはあるけど思ったより何度も見返したくなるドラマだったかもしれない。マジ和む。
というかDB-BOX(なんでBlu-rayじゃないのか)が出るみたいなんだけど、うっかりポチってしまった。メイキングと未公開エピソード2本って、メチャメチャ気になるやんか。
あの階段に誰もいなくなっても瀬戸と内海は永遠だよ。ほっこり。