そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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宇宙戦隊キュウレンジャー#45「ツルギの命とチキュウの危機」

テレ朝:http://www.tv-asahi.co.jp/kyuranger/ 東映http://www.toei.co.jp/tv/kyuranger/index.html
脚本:毛利亘宏 監督:加藤弘之
『誰もいなくなったら語れないじゃん。バカなの?』
 
え、気がついたらもうあと2回なの?今回入れてもあと3話って、その割に話まったく盛り上がってねえよ!
序盤の面白さを考えたらなんで終盤こんなになったとしか言えない残念さなんですが、一体何でつまずいたんだろう?
たまにというか結構な割合で言ってる気がするけど、敵の正体がわかるということを終盤の一番のクライマックスに持ってこないで欲しい。敵の正体がわかるってことはお話のメインじゃないでしょ。わかってそしてどうするどうなるってのがクライマックスの盛り上がりであってその先に正義のヒーローの活躍があるはず。
すなわちお話的にはドン・アルマゲを倒す=宇宙の解放じゃないはずだと思うんだが。ドン・アルマゲを倒してジャークマターのシステムを崩壊させて、新しく統治されてこそ宇宙の平和だよねえ。そもそもよくわからなかったけど、本当にジャークマターは人々を苦しめてるの?
あと大前提としてドン・アルマゲの正体が問題なんじゃなく、そのクエルボに取り付く前の宇宙を侵略しようとしてたドン・アルマゲが何者なのかってことじゃないの?イマイチこの展開の意味がわからないよ?
大体何度も言ってるけどリベリオンはどうした?それ以前に圧政に苦しむ人々は確かにいたけど、彼らがドン・アルマゲの消滅を望んでるかというとそうじゃなかったと思うし。というか圧政に苦しんでるという割に具体的じゃないし、そういうとこほとんど描写されてなかった気がする。一体彼らはなんお救世主だったんだ?300年前の戦いのほうが覚醒系からの勇者が集ってたり、もっと倒幕気運だった気がするよ。
そもそもクエルボがドン・アルマゲで、それとツルギの因縁なんて12月くらいにやる話だよ。このパターンと12月にツルギの話を終わらせてツルギ退場(もしくはドラマ的な役目は終わって脇役に)、最後はラッキーの話にしなきゃダメでしょ。それこそお父さんがドン・アルマゲ(に乗っ取られてた)だったでいいじゃんよー。オレは戦隊において主人公であるレッドに話が寄り添わない展開って好きじゃないんだよー。最後くらいはラッキーの話で締めようよ。
アントン博士だってもっと早く中ボス的に倒されてていいはずじゃんよ。
ラッキーの言う「宇宙を救っても終わりじゃない。みんな平和になったらやりたいことあるだろ」というのはラッキーにしか言えないと思うからとても良いだけに残念。
まあそれにしても主人公的なヒーローの背負うべきマイナスの部分はツルギが背負ってしまってるんだから、ラッキーのキャラが薄くなってるのは残念なんだけどさ。やっぱりなんでもっと父王絡みでラッキーの運命的なものを押し出したりなんとか出来なかったのか。あの話、ラッキーの生い立ちの話のタイミングがなあー…
BN団の二人とか牛蠍コンビとか良かったし小太郎のキャラも良かったので、ほんとに残念。面白いところもあっただけに消化不良感がなぁ。
あとガルはまあラッキーのペットなのでいいとしても(よくねーよ)スパーダとかハミィはもうちょっとだけキャラ設定的な意味でエピソードが欲しかったな。
でもとりあえず、「平和になったらやりたいこと」でラッキーについて一緒に旅したいというガルのことは微笑ましく見守っとくよw
 
予告。
なんかよく考えたらドン・アルマゲの目的もクエルボが乗っ取られた時点ですり替わってるような…元々の300年前に宇宙を支配しようとしたドン・アルマゲは何をしたかったんだ?
クエルボ分はどれくらいの割合なの?