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脚本:ふじきみつ彦 演出:松井大悟
約7割も未撮影部分が残っていたとは思えないけど、それをオフショットやなんかで埋めたと思うと、見てるだけで涙が…
本当にもう大杉漣さんありがとうという言葉しか出てこない。
死んじゃったのにあれなんだけど、田口トモロヲさんのせいで撮影中断してこの時の撮影中に亡くなったということ自体が伝説級。撮影中だから最期も共演の皆さんに見送られて、それがこの保因人出演本人役のこの作品だったということ自体が奇跡のような巡り合わせだとしか思えない。
もちろん元気なままでクランクアップを迎えて次はどうしようとか言える方が100万倍良いに決まってるけど。
大杉さんが出てるところは予定通りの内容なんだろうけど、途中から明らかに現実の撮影の様子を撮った、おそらくメイキング映像に使う予定だったろうオフショットやスマホの内輪撮影映像までも混じってきて、現実なのかフィクションなのかどの程度変更があったのかわからなくなってくる虚実入り混じったところが、そういうのを狙ってたシーズン1よりももっと現実と虚構の狭間にあって、別の意味で面白いことになってるのが…
最終回の締めとしてはもともとその予定だったんだろうけど、島おじさんを主役にしたスピンオフを作るってことでこの今回のバイプレイヤーズ〜無人島生活編という番組につながるというのは上手いなあ。
あとずっと気になってたんだけど、寺島さんはやっぱり来れなかったのかなあ。そもそも撮影スケジュールに間に合うようなら最後の1日にだって駆けつけるだろうと思うけど、できないってことは無理スケだってことよね(想像)それはそれで残念だろうなあと。
オレも今回のシーズン初めは、前回よりもフィクションだってわかりやすくて安心して見てられるなあーとか言ってたんだけど、最後の最後でまさかこんなことになるとは…
ラストシーン、4人で海に向かって叫ぶ感謝の言葉は泣ける。島おじさんは1人も欠けちゃいけないのに…
今までいろんな作品で楽しませてもらってありがとうございました!
- 大杉漣さん遺作「バイプレイヤーズ」最終回 脚本1日で変更し一丸完成 勇姿&友情にネット涙と笑い― https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/03/07/kiji/20180307s00041000296000c.html