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脚本：土田英生 演出：岩本仁志
毎回ツッコミどころは多いんだけど、毎回いい話になるにしても予想外の流れなのでちょっと驚くというか上手く誤魔化されてるというか。
このパターンだと普通は渋川清彦の親子で、お父さんが忙しすぎて子供をホテルの企画に任せきりなのをシェフの江口が怒って親子で思い出を作れって流れになると思ってたのになあ。
むしろ車ディーラーの羽場裕一が絡んでるけど、こっちもにいい人すぎて予想外の絡みっぷり。
というか今回はマジで副支配人から宿泊部主任に降格した時貞にマジムカついたんだけど。そりゃ江口も怒るだろよ。そもそも渋川親子だってホテルのお客様なのに何やっちゃってんの？としか。
もうあいつこのホテル辞めればいいのに。いやこのホテルがそもそもヤバイけど。いっけいさんは嫌なやつやると見てるこっちが本気でムカツクところが上手いよなあ（笑）
ともかくお話としては劇中レベルでツッコミどころ満載（特に時貞に）なんだけど、なんとなく見終わって普通に面白かったなあと思えてしまうのでまったく問題ないです。今んとこ本気で支配人が影薄いとは思うけど。主人公のはずの支配人が魅力的でないってどういこと？このドラマって崖っぷりの支配人を風来坊的な宇海が手助けしてホテルを立て直すって話じゃないの？今のところまったくそっちの展開は面白くなってないんだけど。
なのでオレとしてはこのドラマの見どころは岩ちゃんではなく中村倫也。中村くんと浜辺美波のシェフコンビサイコーです。中村倫也の江口がこのドラマの登場人物の中で一番ちゃんとキャラとして理解できて説得力があるのよね。今回生い立ちっぽいのも明らかになったし。
あと江口の降格で料理長になってしまったハルちゃんもパティシエのはずなのに普通に料理できてるし、足りないのは経験という弱点もあるのにそれを物ともしないくらいキャラ立ってるし、この二人のやり取りはとても良いよ。
支配人の佐那はまったく頼りにならないし、副支配人は万能すぎて得体しれないし、そもそもホテル自体なんで成り立ってるのかわからないってとこでは楽しめるのはシェフコンビとフロントの大田原（くっきー）だけってのはどうかと思うけどさｗ
ところでベッドメイキング講座に参加した客の川栄は一体何だったの？本当に本気でベッドメイキングをプロ並みに学びたかったタダのお客様だったの？それも拍子抜け。渋川親子とも羽場裕一とも他のホテル従業員ともまったく絡まなかったし。そういうとこは確信犯なのか手が回らなかったのか、いまいちよくわからなくてちょっともぞもぞするよ。
