そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

義母と娘のブルース#2

http://www.tbs.co.jp/gibomusu_blues/
脚本:森下佳子 演出:平川雄一朗 原作:桜沢鈴
 
綾瀬はるかは何をやっても、いつだってどんなときも素晴らしいな!(プリキュア的なもののものまねするとこ素晴らしかったw)
やっぱりこのドラマの笑いのツボにはまったくまらなくて綾瀬はるかを見るためだけと言うにはちょっと時間の無駄かなあ。どうしよ、 綾瀬はるかはすごく見たいんだけど !
特に感想書くつもりもなかったんだけど、近頃よくある家事子育てに旦那がまったく協力してくれるつもりがないしワンオペつらい主夫のあるあるネタみたいな話を見て、たまたまこのドラマ見てたら、ああ〜と思ったことがあるんで覚書程度に。
その手の話については子供生む前に旦那を教育(=家庭内協力体制を作る)しとこうよ…という大雑把な感想しか出てこないんだが。(子供いないから子育てはわからんけど、少なくとも自分は家事全般をめんどくさいと思うことはあってもまったく苦じゃなく大抵はソツなくそこそこにこなせるから言えるんだけどさ←完ぺきにできるとは言ってないw)

問題はそこではなく、なぜ妻のワンオペになるのかってとこでいうとそもそも妻が夫を家事ができない人として除外していながら、でも都合のいい部分は”言わなくても”手伝って欲しい、そうじゃないから一人で背負い込むことになって摩耗していく…というのはあると思うんですよ。
なのでこのドラマは根本的に妻側が男性向けシステムである会社の構造を家庭に持ち込もうとしている、ってとこがポイントでないかなと。まあその部分のミスマッチネタはオレのツボじゃないから全然笑えないんだけどさ。
もちろん会社のやり方をそのまま家庭に持ち込んでも、夫婦間でそうしますよというコンセンサスが取れてなければ普通は失敗すると思うんだけど、大人の男性の「妻」になるというより小学生の子供の「母」になるということで「言わなきゃわからないこと」をあるあるネタを絡めながら面白おかしく描くことができる、それによって家族の絆も描くことができるって話よね。
しかもそれは彼女が言う通り効率の問題じゃなく、目標はあくまでも「子供の母親になること」だから、能力を発揮できてた会社システムではなくもっとファジーな信頼という関係性で成り立つ家庭内システムを構築するのが目的ということなのよね。
だから相対的に稼ぎが少ない夫が主夫になることで稼ぎと子育てを解決するのではなく、彼女が家庭内のことを引き受けなければダメな理由付けになってることで、ワンオペ無双どんとこいがそもそも前提、そのミスマッチをあるあるネタにするってことでドラマを成り立たせ、家族の絆を描けるっていうとこに目をつけたのはすごいなと。

んで、そういう意味でTBSが契約という論理的関係で夫婦(になるべき男女)が意思疎通をしていた「逃げるは恥だが役に立つ」の次にこのこの「義母と娘のブルース」というドラマをやるのはすごく正しいなと思った次第。
男性が家庭に一方的に会社敵システムを持ちこんでもほぼ上手くいかないけど(家庭のほうがシステムが複雑だから?w)、女性側が家庭に会社的なシステムを持ち込むということで、一般的には感情的(というよりなあなあになりがち)な家庭の中でときにはクライアントにプレゼンをするように相手に対して提案や相談、話し合いという過程を経てコンセンサスを積み重ねて家族関係を築くと言うのがイマドキは絶対的に正しいし必要だいいたいのかも。それが新しい家庭の姿だとか?でもまあ普通はあんな杓子定規なお母さんは嫌だって思うけど、あのノリについて行けるってことは、あの子も相当変ってことよね。
まあこれって世の中の家事育児をしない男性よりは女性に言いたいかも。なぜ会社の仕事ができる女性も家庭に入るとワンオペを良しとしてしまうんだろうか。自分の能力を高く見積もりすぎなのか?まあ子育ては自分じゃどうにもならないわがままクライアントだから仕方ないとは思うけど、それならチーム作業にしようと夫に提案しないと無理じゃね?ガッキーみたいに契約書と提案書作ろうぜ。(家庭には馴染まない手法)←という思い込みと常識が邪魔すんだよな、たぶん。
ドラマの感想じゃないけどまあいいや。
笑いはツボに入らないけど、最後亜希子に花束渡して告白しようとした浅利陽介が、花束を告白用→寿退社用→お得意様の誕生日祝用にされるとこは笑ったw
あと
ってか、やっぱりお父さんは死んじゃうの!?あと佐藤健は一体いつも何をしているのか?と思ってたんだけど、もしかしてスーパーサラリーマン佐江内氏における佐藤二朗か?なんか既視感と思ったw