そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

義母と娘のブルース#3

http://www.tbs.co.jp/gibomusu_blues/
脚本:森下佳子 演出:平川雄一朗 原作:桜沢鈴
 
あるあるネタの消化みたいな4コマネタリミックスから普通のドラマっぽい展開になったら普通に面白くなったよ。
PTAは体験してないからむしろ亜希子と同じ立場で、なんでそんな非効率なことやってんの?オレが改革してやる!としか思わないんだけど、みんな改革はしたい、会長ウザいと思いつつなんとなくやり過ごしてるってのもPTAあるあるか。
普通の主婦は亜希子みたいに完璧にシステム構築の提案とプレゼンができるキャリアウーマンじゃないし(普通そういうキャラは独りよがりになりがちだけど、さすが仕事ができる上司なので根回しも抜かりなくて笑った)、何よりめんどくさいから変えたくないって人が多いんだろね。あとそういう手間のかかることを仕切るのは好きな権力志向の人がいたりするとより大変ね。
いやでもよく考えたら親が子供の人間関係にサジェストすることの是非は結局解決してないよね。キャリアを諦めた鬱屈があったとしてもそういうアホみたいな意地悪をしかも子供にさせるような大人気ない人なのは確かじゃんよ…とは思ったけど、ドロドロな話じゃないのであえてそこには突っ込まず、人格否定はしないところがさすが森下さん。
単純にPTAを効率悪い悪の権化にしないで、結果としてみんなが自主的に手伝ってくれて、PTAにも良い面はある、悪役矢野さんもそこで悪あがきもせず全体にイイ話にするという、脚本的にいろんなところへの配慮が超素晴らしいね。
まあ当事者じゃないので想像ですが、この手のことで一番めんどくさいのって結局矢野さんみたいな人の拠り所がよくわからないプライドというか機嫌でしょ?オレなら爆発してると思うけど、最善を尽くして努力する亜希子さんは偉いなあ。サイボーグっぽいサムライだけど、亜希子さんは本当に仕事ができる上司だ。あと「勝てば官軍」は八重さんだった綾瀬はるかが言うとある意味説得力w
彼女が辞めたあと会社のあの部署ちゃんと回ってるのか?元部下たちも普通に元もつけずに部長呼ばわりしてるけどw
とにかく今週は普通に面白かった。
佐藤健は今回も謎のちょい役。毎回何してんだろ?まああの街のパン屋の息子みたいだから良一さんが死んだあとに重要キャラになるのかな。
そして本当に良一さんは死んじゃうのか?蝉にダブらせてたけどそれって夏の終わりまでもたないってことなの?なんかそれ、一番ショックを受けそうなのは良一の上司の笠原さん@浅野和之な気がするよ?