そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

獣になれない私たち#6,7

https://www.ntv.co.jp/kemonare/
脚本:野木亜紀子 演出:相沢淳、明石広人
 
基本どのキャラも好きじゃなくてストレス溜まるんだけど、でも上野や松任谷もちょっとずつ変わってはきてるからそれはいい…にしても、やっぱりあのラーメン屋や京谷の空気読まない後輩みたいな頭の悪いキャラには絶えられんのだよ。もちろん社内に監視カメラつけるような社長も真っ平御免だけど。あの会社でまともなのって近藤公園さんがやってるSEの人くらいだよなー。
それはともかく、京谷みたいな元カノが引きこもりになったのは自分の責任だからマンションあげるとか言う男なんかとは別れて良かったんじゃないかなあ。晶だけじゃなく全女性に対して。クソだね、京谷って。悪いお金だってわかっててグズグズと300万円返さない恒星さんの方がなんぼかマシだよ。
ほんと別れてスッキリ。
晶が別れを決意した理由はともかく…ってのは、結婚するってある程度相手の人生背負うんだから、そこで100%自分であることを根拠にされるとそれはちょっと違うだろって思っちゃうというかね。そこも込みで生真面目だなあという印象。もちろん野木さんとかガッキーはわかった上で晶はこういうキャラなんだと思うけど。
でもま、あの相模湾のシーンはとても透明で美しかったんであのシーンは良かった。イライラしがちなこのドラマの中でやっと納得できるステキなシーンだった(笑)
それはともかく、晶が半分部外者の立場、彼女的にはすでに京谷と別れるつもりだからむしろ将来の義母のたけというより友人として千春さんの気持ちを代弁して京谷とお兄さんを説得できたのは良かったと思うし、空気を読んで言いたいことも言えなかった晶が空気関係ない関係性になった途端に言いたいこと言ってるのは見ててスッキリしたんだけど、あれ、千春さんがどう思ってたのかあるいは無意識だったのかもしれないけど、また晶はいいように使われただけじゃないのかなあ。
いやだって千春さんとあの兄嫁との最後のやり取りから考えるに、普段から兄嫁は千春さんのやりたいことは理解してて、晶はもちろん男連中は気がついてなかっただけでお母さん、兄嫁にもいろいろ愚痴ったり相談したり自分の考えを話してたってことじゃないの?
兄嫁が旦那をなかなか説得できなかったってのもその場の方便かもしれないけど、前に介護のことでお兄さんともめた時に兄嫁ってどうだったっけ。
でもま単純にああいう介護って、息子たちみたいに普段見てない人ほどああいう時には病院だ入院だ、自宅で看取るとかありえない、医者に任せるべきだとか言うもんだし、お兄さんや京谷は身内だから母親や兄嫁の言うことを小馬鹿にして軽んじてたってのはあると思うけど、それたぶん晶もそうじゃないかと思ったんだけど。(あと晶に何かと物を送ってたのも千春さんの無意識の懐柔作戦のように思えるのよねえ)
晶から見たら千春さんはみんなに在宅介護を反対されながらも昔の愛の思い出を胸にか自分一人で介護を続ける孤立無援の気の毒な人だし、晶みたいな何でも背負い込む人から見て共感しやすいと思うのよね。
でもたぶん千春さんは無意識に悲劇のヒロインぶってただけで、兄嫁が当てにならないから晶を…と思ってたけど、実際は現実に自分の重荷を背負ってくれる兄嫁がきたらそっちの方がありがたいってことじゃないかと。オレ酷いこと言ってるかな?
まあなんつーか、自分の言いたいことを言うってことと自分本位と自己主張するってことは紙一重じゃないかと思わんでもないのだ。なにもかも晶が正しいわけじゃないのに生真面目な人は自分が正しいと思いがちなのだ。
ああそうだ、朱里が5tapで挙動不審な飲み逃げしたのを知り合いですって言ってお金払ってくるような、晶のそういう全方位的に常識的な正しい社会人対応するところが嫌いなんだよ。相手も大人なんだから放っとけよ。って、初めて朱里ちゃんと意見があったわー。そうそうそれそれw
そういや上野の犬飼くん、日テレのあのポジションは役としておざなりポジだからあまり美味しくないなあと思ってたけど、インフォマーシャルもあるし、会社絡みしかないけどそこそこ出番あるし主人公とも絡むからそこまで悪くはないかなあ。伊藤沙莉とセットなのでその点もありがたいw