http://garo-project.jp/JINGA_KAMINOKIBA/
脚本:田所周 監督:梅津芳臣 原作:雨宮慶太
基本的にはジンガ…というより、井上正大オンパレードのシリーズでしたね?
いや別に悪いといってるわけじゃないけど、9話で突然総集編というわけでもなくまーくんが監督やったり、一体なぜそこまで神牙@まーくんフィーチャーなのかわからないくらいなんだが、本当に何があったの?ネット局が変わったことといい、内容も微妙に牙狼という物語のコンセプトとは違ってきたよね。今回のお話は。
だって何が衝撃かって、主人公の神牙が前シリーズのジンガの生まれ変わりかと思ってたから人格を乗っ取られても仕方ないかと思ってたんだけど、結局本人がダメダメだったって、どゆこと?
いや乗っ取られてたから二重人格になってるのかと思ったら、本人そのものが間違ってたって…いつからそう思ってた?
だって見てるオレたちからしたら放送開始時から神牙はホラーを人間に戻せたから、最初からそういう人だと思ってたよ。いやもっとちゃんと見ときゃ良かったのかな。あの右手の傷のせいなのかってのはともかく、それとジンガの関係は?アルヴァの声が松野井雅だったから伏線なのかと思ったらアミリ本人も出てくるし、アルヴァは特に関係なさそうだし。
当初から今回のお話が道外流牙とジンガの戦いと同じ世界なのか、それからどれほどの年月が経ったのか全然わからなかったけど、もしかして前シリーズからそんなに時間経ってない?何が何やら。
神牙の、ホラーになった人間を元に戻せる力が自分だけに備わってる、自分は特別な魔戒騎士だから自分のやってることは正義だと信じて疑わず、それをおかしいと思い邪魔する楓沙や狼斬、刀眞をまで間思い込みの俺正義のための犠牲とするとか、まさか本当に主人公の魔戒騎士が間違ってるとは思わないじゃんよ。
それをよりにもよってジンガに「そういうのを悪というんじゃないのか?」と正論突っ込まれるとは。いやジンガのいうとおりですけどね?
まあこの一度ホラーになった人間を元に戻したと思ったら、実際はホラーになる直前に戻したにすぎず、結局は一度ホラーになったものはホラーになるしかなかった…って設定はちょっとひねってて面白かったけど。
結局さ、最終的にはジンガの生まれ変わりというにはあまりにも本人すぎる御影神牙という魔戒騎士とは何だったのか。彼は何のためにこの世に存在したのか…というのはものすごく疑問なんだけど、製作陣がメインはジンガの方だと思ってるなら仕方ないのかなあ。
いやオレあのシリーズにおいては物語の枠をはみ出しがちな(作り手側に贔屓されてるって意味で)ジンガってそんなに好きじゃなかったからすごく複雑。(どう考えても流牙の方が正しいし)
ジンガというキャラクターを主人公に物語を紡ぎたいという気持ちはわかるけど、それって牙狼なのかなあという思いはありありなのですが、そもそも10年以上延々とスピンオフ含めて牙狼という作品が続きすぎてて、もうさすがに真っ当な意味での魔戒騎士の物語を続けられないというならそれもやむなしなのかしら。
年明けの舞台でドラマの謎が明かされる…らしいけど、どうなのか。一応チケットは取ってみたが。