そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

同期のサクラ#6

https://www.ntv.co.jp/sakura2019/
脚本:遊川和彦 演出:明石広人
 
子育ても仕事も頑張る(いつのまにか)シングルマザーのすみれさんの話。
時間メタな話なので、この手の女性が社会的に活躍しようとするネタをジェンダーガイドラインに沿ったお話にできるのは強みか。2014年の問題点は5年経っても少しマシになっただけでほとんど解決されてないけど。(まあでも遊川ドラマなので社会問題は取り入れててもあくまでもお話の枕でしかないのは知ってる)
車内での女性の地位向上のためのセミナーの打ち合わせなら男性社員に聞いてもらわないと意味がないと言うサクラの主張は正論だけど(オレもそう思うタイプ)、対応的に正しいのはすみれや百合の「いろんな立場の女性同士がまず理解しあい、事前に社内の女性同士で意見交換して一枚板になるべき」なんだよね。働く女性の足を引っ張るのは男性社員ではなく同じ女性社員なのだ!(憶測)
立場の違いは仕事上もあるけどそれぞれの家庭の事情があるし、どう働きたいか、どう生きたいかで意見がある人ない人もいて簡単じゃないはず。たぶん理不尽で面倒くさい評論家よりもめんどくさいはず(憶測)
しかしまあ花村建設の身のなさったらすごいなあ。それも社長のポリシーか。本当はどうでもいいと思ってるのにポーズだけ取り繕う方が目に見えてブラックなとこよりたち悪い気がする。まあこれが現実ってやつだろうけど。
その上でこの働く女性を応援するという椿さんって評論家、あえてこんなキャラなのよね?この社会で上手くやるには結局こういう男性に都合の良い、もしくは美人で一見女性を応援してるようで実は男性社会に上手く迎合して同じ女性に圧力かけたり無理を強いてる無意識な男性社会に迎合したタイプが男性社会ではもてはやされるってことか。(一応そこまで深読みした)
女性なのに女性を踏み台にして男性に取り入るのが“女性の成功”、または本当の意味での女性としての生き方を捨てて男性化することが正しいロールモデル、働く女性の在り方とは無理して我慢することだと言われるのも悩ましいところ。(深読みした)
そんな働き方に「NO」と言えたすみれさんの勇気を讃えたい。
いいけど毎回あの可愛くない髪型を維持しつつ、それでもサクラが健気に可愛く見える高畑充希の演技と存在感すごいよ。そりゃ葵と菊夫も好きにならざるを得ないw
あとお隣さんに怒られたw