P変更その1へ
結局のところ、30話、31話と見たんですが、別にそんなに騒ぐほどのことか？って感じです。
確かに強烈な新キャラ投入という、判りやすいやり方で新展開を始めたせいで、過剰反応する人がたくさん出てきたというだけのような。まあその変わったスタッフが彼らだったってことが拍車をかけたってのも判らんでもないけど。
一応ちょっとだけチェックしましたが、映画公式の書き込みとか見てると普段は展開とかスタッフとか、そんなに気をつけて見てるわけでもない人達までがつられて大騒ぎという感が否めません。気に入らないといいつつも、何が気にいらないか説明できなさそうな人ばっか（て言い過ぎ？）感情的な部分で反対してるような気がするのは気のせいではないはず。
大体1〜29話までの響鬼が良かったっていう人たちは、作品の雰囲気や設定が好きならあんな展開でもいいんでしょうかね？少なくともオレはあの雰囲気は好きではあるけど、ここ２〜3ヶ月の話のつまらなさを考えるととても賛同できません。某ブログを見るかぎり、プロの作家ですらそんなことを言うようではちょっと考え物かと。（あの発言は一ファンとしてなら許せるけど、プロとしては失言だと思う。そう言っとかなきゃって気持ちは判らんでもないが）でもどっちかというと、現Pがケンカ売る（買った？）気持ちの方が判る気がするよ。
もちろん仮定の話ですが、前のままのスタッフでうまいこと話を持っていって、最後きれいにまとまる可能性もあったわけですが、今やそれは検証不可能なわけだし、少なくとも最近の話の展開をみてる限りでは可能性としてはそうであったとしても、かなりの忍耐を視聴者に強いることになるんではないかと思うのです。大体、TV番組ってのはそんな一部のマニアにだけ向けてればいいってもんでもないわけだし。例え大きく声を上げるのがマニアの人たちであったとしても、その後ろにはごく普通の、何となく面白いからみてる、子供が見てるから一緒に見てるくらいの気持ちの一般視聴者がいるわけだし、そっちの方が数としては多いと思うんだよね。
だからといって逆に今までの響鬼をろくに見てなかったのに、展開がいつもの（笑）ライダー路線になった途端食いついてくる人たちも、今までずーっと響鬼を見てた身からすると何だか素直に受け入れられないような。もちろん番組の雰囲気をひっくるめた好きキライはあるとしてもね。
これは自分が響鬼の新しい部分を大いにかってたから余計そう思うのかも。別にマンネリが悪いというわけではないけど、知ったモノしか見たくないという人たちの意見には、やっぱりドラマウォッチャーとしては同意しかねるね。
例えは変だけど化学調味料の入ったものを日常的に食べてる人が、有機野菜を使った無添加のスローフードにマズイっていうみたいなもんかと。体にいいからそれを好きになれっていうつもりもないけどさ。ただスローフードに化学調味料の入ったソースやドレッシングをかけて、美味いよこれっていうんじゃあ、悲しすぎるよ。
とにかく、いろんなことに新しかった響鬼はその作品世界の失敗によらずに（例えば視聴率とか）いつもの路線に変更せざるを得なくなったということで、これが成功だったか失敗だったかは番組終わってみないと判らないのですが（去年の例もあるし）、あるべきだった結末が見られないのは確かでそれについてはとても残念に思うのです。
一応思ってることを書いてはみたけど。
