『オレは仲間じゃないんですねっ』byコバ隊員
ヤバイ、ここが一番ツボだった。大爆笑！あと頭を撫でるマックスの頭からマクシウムソードがニョロンと出てくるとこ。
今回も監督・三池崇史。面白かったよ。でも今まで知らず結構三池映画を見てるオレが思うに、あのギャグは狙ったギャグじゃなくて本気なんだと思う。本気で三池が面白いと思ってるギャグ。いいのか？そしてギャグならギャグに徹すればいいのに雰囲気だけは妙にシリアスなんだけど。その辺は狙ったといえば狙ったになるのかな。いろんなことを忘れちゃうのは他人事じゃないよ？（笑）
まあ長官や教授の無意味な狂乱は三池じゃないと出来なかったんだろうなあ。そして長官、変身ですか？
いつもまじめ?なDASHチームがおかしなことをしたり、マックスがヘンなのは子供大喜びなんだろうな。まあそれはそれでいいよ。ミケ・タマ・クロもかわいいし。
なので怪獣は何しに来たのかとか、こないだ設置したばかりの監視衛星はどうしたんだとか、落ちたいん石を調べに行って見当たらないよとか、別にいいよ。九官鳥が人形なのもいいよ（ちゃんとした映画なのに明らかに作り物のカラスを使う陰陽師よりはある意味まともだと思う）。
ところで落ちたいん石はたまたまそこにいた猫と合体したとか、そういうことでもないんですか？完全に宇宙化け猫でいいの？あのシッポとか耳とか後ろ足に何の意味が？化け猫だってことと、人の記憶を消してしまう（のは電磁波なのか？）ことに何の繋がりが？こういう無意味なことキライなんだよね。あ、キライは言い過ぎか、なぜそれなのか？に理由があったほうが、よりベターってことかな。
記憶を無くしても地球を守るために戦うマックスに涙するエリー…一見感動的なんだけど、今回のお話はそこが主眼じゃないからこれまた中途半端で。あってなきがごとしのお話は何もかもが中途半端。取りあえずその各々のシチュエーションにおいてのキャラの行動だけが、おかしかったかなと。
いいけど最後に隊長が言った仲間を守ることの大切さって、この話のどこに掛かるんですか？
あとカイトは、ちょっとは自分がマックスだってこと隠せ（笑）
次回もまたコバ。いや今回はコバの話じゃなかったんだけどやっぱ最後のインパクトが…（笑）
スマン、三池だから辛口なのかな？でも普通に見てていろいろ気になるんだから、仕方ないよな。面白かったのは確かだが、どっちかというとニガワラ、ってつくような面白さかなあ。
追記（だんだん墓穴を掘ってるような気もするが）
あまりの三池マックスの高評価ぶりに、自分の評価も含めてちょっと冷静になって考えてみた。三池でなければこんなこと考えなくて済むんだが（苦笑）
オイラは辛口評価だし、まったくもって気に入らないんだけど、基本的には今回のマックスはこれでいいと思う。なぜなら、マックスは子供向け番組で、子供は非常に大喜びする内容だったと思うから。ウチに子供はいないけどその辺は理解できるし、たぶん自分が子供の頃に見て面白いと思ったウルトラ（エース、タロウ、レオ辺りですが）もこんなモンだったと思うから。
でも今マックスを見ているオイラは大人なので、子供向け特撮をある程度まじめに見ている大人として評価をすると、これが三池だとかそんなことを知らないで見たとしてもやっぱりこんなギャグは面白いとは思わないし、ニガワラ〜な感じになると思う。スラップスティックとかシットコムにはほど遠いし、泥臭いドタバタギャグで、センスもダサいと思う。人形の九官鳥を使うセンスも不条理ギャグとして理解不能。とても大人が見て楽しめるレベルのギャグではないと思う（少なくともウチでは笑えなかった）。ある意味コワイというのには同意ですが。
ただ不思議なのはとにかくそんな映像やギャグが三池監督だからとうことで、全てオッケーになるのが不思議だと思うわけです。ああ、こういうのが好きなんだなみんな、って感じで。ちなみに「カタクリ家の幸福」を見たときに本当にこの監督はギャグをはき違えてると思ったんだけど、あれも世間的には高評価だったみたいだし、「ゼブラーマン」もオレは金返せー！(￣д￣|||）と思ったんだけど（お金払っていいのは鈴木京香にあの格好をさせたことに対してのみ）、世間的にはオッケーだったんで、オレと三池の感性が合わないだけといえばそうなのかも。まあそれ以前に普通はこんなにキライなものをなぜキライなのかと理由を述べたりはしないとは思うけどね。マックスで面白いと思ったのは12話とかですよ。まあそれもどうかと思うけど。
でもとにかく、数ヶ所だけど爆笑ポイントもあったし、何よりこれは子供向けだからいいんですが。
今回のマックスのバラエティにとんだ構成は面白いと思うんで、これからもこの路線でやって欲しいと思いますけど。番組がひとつのカラーで統一されていなければならないなんてことはないんですから。（10/16）
