そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

オタク商売に絡めてどうでしょうなど

どうも最近(てワケじゃないな、ここ10年くらい?オタクが商売になるって判った頃から?コンテンツがDVDなんかで費用回収できるようになったってこと自体は、作品のために良いことなのでその限りじゃないんですが)、アニメにしても特撮にしても対オタクってことでなあなあな感じがあるのがイヤなんですよ。昔からありはしたんだけどさ、あの制作側が「お前らこういうのが好きなんだろ?」って作ってるのが見え見えな感じ。判らないように作ってくれればあえて乗ってあげようって気にもなるんだけど、あんまりあからさまだとねえ。どっちかというと「オレはこういうのが好きなんだ!」って言い切ってくれたほうがまだ潔いいかな。映画キャシャーンの時にも書いたけど、あの映画を評価するのはそこなわけで(そこしかないような気もするが)。だからゼブラーマンが( ´Д`)なのですよ。
どうも志が低すぎる。(自分のことは棚に上げとく)


最近どうでしょうDVDの副音声のコメンタリーとか、ネット上での解説とかを見てて思うのは、あの番組は当初、低予算&バラエティは素人のスタッフ&駆け出し大学生タレントで始まったにも関わらず、10年近く立っても時代を感じさせずに面白いのは、やはり志が違うからなのかと思ったり。
大体今見てる放映分って、すでに5、6年くらい前のものなんだけど見てて全く違和感ないんですよね。映ってる人達はいつも同じ格好だし、画面はいつも車窓の風景ばかりだし。喋ってること聞いてても流行り物の話もギャグも殆ど出てこない。番組見てるだけだとこれが何年前の作品なんだかも判らない。でも面白い。
解説なんかを見ると、これは最初からそういうのを狙ってたらしい。なおかつ、視聴率の取れる番組を作るという放送局に対しての宣言があったらしいんで、ノリは行き当たりばったりだけど、長期視点での番組作りはかなり綿密に計算されてたり。下ネタは入れないとか、流行りのギャグはやらないとか。
それに加えてスタッフの資質とかセンスがいいので何年経っても視聴に堪えられるし。本編はもちろんのこと、ここの予告編編集は天才的に上手いんだけど、カット割りだけで見せるという一番安くて手間のかからない方法を取ってるのは、お金がなかったせいもあるけど、結局何年経っても古くならないから、ってのはコメンタリーで言ってたんだけど、ただそれはセンスがよくないとお話にならないので、これは裏を返せば自信の表れなんですが。本編はもちろんすごく手間がかかってるらしいけど(撮ったものをそのまま流すんでなくその素材自体がもう加工されているとか…判りやすいように別撮りの音を被せたり、順番を入れ替えたり。ヤラセや演出という意図でなく、あくまでも素材の体裁を整えるだけ)、コメンタリーで説明されないと全く判らないんですけどね。
こういうのが志の高い番組作の姿勢って言うんじゃないでしょうかね。


一応参考までに
キャシャーン感想
ゼブラーマン感想