そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

マイノリティ・リポート〔日テレ)

金曜ロードショーにて放送。ノーカットらしい。(カットしたらますますワケ判んなくなるよな)
昔の自分の感想を引っ張ってくるとときどき意外なこと言ってて驚くよ。こんなに高評価だったんだー?自分。なんかこのあと理屈屋さんの映画オタの友人と話しててマイナス意見が多かったからそんな印象になってたのかなあ…
いいけどトムの声は須賀っちじゃないんだね。ちょっと期待して録画したのに(笑)
って事で2002年12月の公開当時の感想。映画見たあと原作読み返したんで、感想は合ってる…はず。
原作とはキャラ設定も話の展開も違ってて、要は「こういうネタ」を使って似た話にしたって感じかなあ。

スピルバーグにしては面白かったよ!イヤ失礼、オレがスピルバーグ好きじゃないだけなんだけど。(インディシリーズを除く)
でも前作の「A.I.」はツマンなかったからさ、それと比べると(比べてもしょうがないんだがw)断然面白かったね。なんか年取るにしたがって、作風がドライになってないか、スピルバーグ。でも、これなら好きかも。

ネタバレしないように感想を。
原作とは違うオチで、そうきたか!ってカンジ。いや、違うって言うか、あの持っていき方はかなりアクロバティックだと思うけど。でも原作通りだとネタバレがあっさりしすぎっつーか「それで?」って感じだからなあ。ネタとしては面白いけど。
逆に上手く原作を膨らましてるね。あくまでも「プリコグは"行動"を予知するのであって、個人の"考え"を予知するものではない」というのをうまく使ったラストになってるしね。(しかしなぜプリコグって訳に?原作ではプレコグだが。プレコグニションの略語だろ?)途中、明らかに編集でカットした?ってとこもあったけど、だからといって話が解んなくなるほどじゃなく、テンポもいいし、話もしっかりしてて、全体にうまく作ってて面白かったです。
あと、なんだか小ギャクが珍しく利いてて(しかもかなりさり気なく盛りだくさん)こそばゆい笑いを誘う感じがよかったです。

ただ、タイトルの「マイノリティリポート」ってのが、原作だと生きてるんだけど、映画ではアクロバティックなネタ変換のせいで、あまり意味が無くなっちゃったのは仕方ないことか。
それにしても、原作がディックだからか、かなりSF度高いんだけど(しかもオールドSF) 普通の人にはちょっとだけ難しくないか、この話は。ここでの普通の人はSF小説とかあんまり読んでないような人って事だけど。

それにしても、あの2054年の未来世界はスゴイね!50年後にあんな風になるのかしら?スゴイよ!あのパソコン(?)とかキレイでイイね。あの壁を走る虫みたいな車(?)でお家と会社の往復してみたーい。なんちゃって。てか、映像はよかったね。CGもあんまりデジデジしてないし、アクションシーンもなんだか面白風味のアクションだったし。ブレードランナー的かな。って、ブレードランナーもディック原作だが。それにしても管理社会はヤだね。