先日kasindouさんとこのコメント欄でそんな話をしたのですが、「お布施」という行為について。
好きな作品やタレントの関連グッズを買う場合、純粋に欲しいから（好きだから）買うとか、必要だから買う場合にはお布施とは言わないんですね。
買う必要がない、買わなくてもいいのにあえて買う場合を「お布施する」というんですが、これは好きで買う場合と何が違うかといえば、「ここにファンがいるよ」ということをお金で示す行為だということなんですね。一つでいい物を二つ三つ買ってみたり、自分で録画してたりレンタルでも済むようなCDやDVDをあえてお金を出して買ったり、置き場もそれで遊ぶ子供もいないのにオモチャを買ったりなどなど。自分にとって特に必要ではないけどその作品（タレント）の為にお金を使い、ちゃんと対価を支払って支えるファンがいるということを知らせるためのものなのです。そしてそれには見返りがあるわけではなく、お金を払ったという事実だけで目的が達成されたと言ってもいいんですね。*1それが「お布施」。
口コミで布教してファンを増やしたり、ファンレター（メール）を出したりするのも支える、存在を示すということではあるけれど、やはり「お金」という現実的なもので支持するということも社会の仕組みとして必要であり、それゆえの「お布施」ということなんですね。
世間的にはどうか知りませんが、少なくともオレの周りではそういう感じです。
*1:なので「買い支える」というのともちょっと違う。
