そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

白夜行#9

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頭15分録りそこねた!ヤマダ様…じゃない、亮司、男ととかMとかって何?そしていつの間に典子(西田尚美)のヒモに?サボテンとかなによ?

今回見てやっと判ったことが。綾瀬はるかはこの役に向いてなかったんだよやっぱり。
前半はいろいろ話振っといて、後半で笹垣が出てきた辺りから雪穂と亮司の過去を暴いていってるんですが、笹垣はだいぶ真相に近づいてきた感じ。でも思うんだが、笹垣がこの二人の関わった事件の真相を知りたいのって殺された古賀(田中幸太郎)のためだと思うんだが、事件の真相を知っても笹垣には何もないと思うんだけどなあ。って最初から見てる視聴者はこの時点でそれを知ってるからそう思うんだけど。
まあ笹垣が客観的に事件を遡っていくことで判るのは、雪穂と亮司は自分たちが過去に受けたトラウマ(人を殺してしまったということを含めて)を正当化するために、自分たちに関わって真相を知りかけた人間を消していってるってことなんだが、それって結局親しくなった人間を殺していくってことなんだよね、だからこの人たちはいつまでも二人ぼっちなんだけど。
それで二人だから引き返せないのが雪穂なんだよな。それこそ義理の母を殺そうとするほどに。やっぱり巻き込まれてるのは亮司の方で、雪穂の義理の母(八千草薫)が『あんたら二人してそのざまか…哀れやなあ』って言うのに、『正しいことなんて、言われなくても判ってるんです』といいつつ結局亮司が手を下すんだけど。
で、そうまでして自分の受けた傷を正当化しなければいけない雪穂は完全に病んでるんだけど(多分典子が中絶のトラウマを何とか克服しようとしているのはこれの対比だと思うんだが…)結局亮司もそれを知って加担してるんだから同じなんだけどね。
なのにそれ程までの過去に対する根深く暗い想いを、綾瀬はるかは全く感じさせないんだよな。演技力とかそれ以前の問題なのかなあ。だからヤマダ様はいいんだけど綾瀬はるかがちょっと…なんだよな。この後どうなるのかな?