そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

DEATHNOTE・前編(日テレ)

日テレ金曜ロードショー特別編集版。どの辺が違うのかなー、映画版見てないからよく判らんけど。
何となく見てたらそれなり面白かったけどなあ。
アニメのデスノの感想でも言ったけど、これって「死神にデスノートをもらった」という有り得ないシチュを除けば普通に頭脳戦で対決物なんだよね。だからそっちをメインに映画を作ってるのは悪くはないと思うんだけど、逆にそういうふうに作っちゃって、この2時間でってことになると、原作を知ってても知らなくても導入が判りづらいかもね。有り得ない話なだけにさ。その辺に関してはちょっと失敗なのかも。
だからといっていい解決方法があるとも思えんから、これはもともと映画でやる話じゃないってことだよな。デスノートの使用法も後出しジャンケンみたいなもんで、こうだといわれればそれで納得するしかないんだし。
それよりも、もともと正義感で始めた月の犯罪者裁きだったのが、いつの間にか自分の保身のためになってたってのがちと判りにくいかなあ。その辺がキモじゃないのか、映画版の。途中リュークがそれっぽいこといってるんだけど、月に自覚があるのかないのかはっきり描かれてないから、最終的にキラの立場が曖昧のような。関係ない誌織を殺したらもうダメじゃん。Lとの駆け引きとか以前にさー。
この前編での後編だから、たぶん後編は原作と違うんだよね?いいけどあの最後のミサミサのところで半年待たされたんだとしたらファンは気の毒だなー。レムが出てくるところまで見せてやればよかったのにな。
時間の都合でありがちなステレオタイプのリアクションをしてる捜査本部(Lが正体明かしたあとの)の面々はちょっとどうなのかなあ。夜神部長の家族を疑うとこのやり取りがあまりにも真剣味が足りなくてちょっとイラついたかな。
Lの松山ケンイチはもうバッチリ、ナイスキャスティング。キャーL、ステキーL、まさにL、どっからどう見てもてもL。夕方の番宣番組でカメレオン俳優っていわれてたけど、確かにイメージ変わりすぎ。甘いものは苦手らしいよ。俳優さんは大変だ。
ミサミサのトダエリもバッチリ。公開時にふかきょんのほうが…っていう意見も見たけど、断然トダエリでしょ。ふかきょん好きだけど、こういう役じゃないよな。いくらゴスでも。