そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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天保異聞 妖奇士#18「漂泊者の楽園」

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案の定、ヒドイ話だなー(笑)ニナイのダンナは妄想が生んだ於偶(おうぐ)って妖夷?そいつがアビの義兄さんで、出来損ないの涙孥(るいど)がアビの甥っ子かー。ねーちゃん、アビと一緒になりたかったとか言ってるし、大変だなアビんちは。
まあそれはおいといて、今回の話もまたタマランなぁ。本当に會川昇はマイノリティが大好きだな。でも優しいかといえばそういうワケでもないんだけど、マイノリティはマイノリティのままに生きることを是とするのは、まあそれはそれでかな。
この話はずっとこうして「此処ではない何処か」を求める人々のことを描いていくんだろか。あー、こういうの好き。でも米吉は仲間に入れてもらえないんだな・・・てことは、此処ではない何処かに現実を見ないで逃げ出そうとする人間は、永遠にそこに行き着くことは出来ないってことか?異界は本当に漂泊者の楽園なのかというと、その代償は結構なものみたいだけど。
ニナイは人でなくなったから異界に留まってた、往壓たち異界を見て帰ってきた者は、それでも帰ってきたから人であろうとしてるってことなんでしょか。そして人は自らの境遇に嫌気が差したとき、此処ではない何処かを求め、漂泊者に憧れ、異界を夢見る。でも結局何処へ行っても地獄であることに変わりない。前に往壓が「それでも此処で生きていくしかないんだ」って言ってたけど、結局結論はそういうことなのかな。
山崎屋が国つ神信仰の根拠にしてたのは古事記イザナミが最初に生んだのは出来損ないの蛭子だったとかいうその辺か?結局何がやりたかったんだ山崎屋。異界に行きたいわけでもなかったようだし。
それにしてもさらっと鳥居の子飼いの女が妖夷との子を生んでるとか、恐ろしいこと言ってますよ(苦笑)