そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

大江戸ロケットぶっちゃけ祭り

第36回アニメスタイルイベント「大江戸ロケットぶっちゃけ祭り」
2007年4月9日・LOFT/PLUS ONE にて
出演:水島精二(監督)、吉松孝博(キャラデザ)、中島かずき劇団☆新感線・原作)、小黒祐一郎アニメスタイル編集長・アニメ様)、第1部特別ゲスト:大川透遠山金四郎役)第2部ゲスト:近藤ゆたか(時代劇考証)以下一部敬称略(アニメ様の様は固有名詞だからw)
http://style.fm/as/08_event/08_event_ooedo.shtml

いつの間に會川昇が不参加になってたんだ?残念!さすがに一人じゃヤなので誘った友達が新感線ファンなので、間にいろいろ細かい話も補完できたよ。
内容があまりに濃くて面白かったので覚えてるかぎりで。オレの主観でまとめてる部分もあるので、順不同、言った人もちょっとあやふやですが、その辺は脳内補完するなり、他所のブログをググるなり、補完ヨロシク。
開始時間前に大江戸1話のビデオ上映。ほぼ満席くらいでトークショー開始。
第1部はアニメについてで、司会のアニメ様に水島、中島、吉松、あとで大川さん。
第2部は時代劇についてで近藤氏も交えてトーク
ちょっと思ったより長くなったんで、畳みます。何でこんなに詳しく書いてしまったんだ・・・あ、ネタバレは特にないです。

■アニメ化された経緯

・2000年ごろ、マッドハウスの偉い人に「何のアニメがやりたい?」と聞かれた劇団☆新感線ファンの吉松さんが「大江戸ロケットならやりたいですねぇ」といったのがそもそものキッカケ。
それが転がるうちに「何本かやってみない?」と水島監督のところに話がきて、その後「鋼の錬金術師」で当てたあとは「監督、水島くんでいいじゃん」ということに。
だから監督的にはよく「水島・會川の鋼コンビ」と括られるけど、それは本意ではないという話。出来れば吉松を立てるのが本筋だから。でもそういって並列表記していくと「+吉松」「+マッドハウス」とだんだんワケの判らないことになった。

■水島監督VS中島かずき暴走

トークの殆どが水島監督と中島かずきで進んでいってたんですが(笑)この二人がよく喋る。
・始まったばかりのアニメのトークショーをやると言っても、何も話すことがない。イベントタイトルの"ぶっちゃけ"は内容が何も決まってなかったから。しかも最初は3月にやるつもりだったけど忙しいから4月にしてみたら、放送スタートの4月はもっと忙しかった。どうして誰もそのことに気がつかなかったのかと罪のなすり合い。結局そういうスタッフが作るゆるいアニメということで。
ちなみにイベントのために一番働いたのは監督自身。会場からも拍手喝采
・初っぱなからここにいるスタッフがみんなデブだという話。ここにいない會川氏も含めてデブ率が非常に高いと。中島さんだけ普通。*1
中島さんがいうには、大江戸は「大人」、つまり「大きい人」が作ってるが、それは中に点を打った「太人」ということである。アヤシを見て漢字にはちゃんとした意味があるんだと知ったと言ってました(笑)※会場大ウケしてたけどちょっとうろ覚え。
・監督は根が真面目だからいろいろお膳立てをしないと進めないタイプ。だから仕事が決まってからは原作の舞台のビデオを何回も見返したけど、吉松さんは逆に全然見返さなかった。
・水島監督は自分が知りあった人とどうやったら一緒に仕事が出来るかで企画やスタッフを決めたい不純な大人ので、仕事の進め方はそういう方向だと。それに他のみんなも概ね同意なのだが、吉松さんだけは仕事と趣味は分けたいタイプらしい。(吉松さんの趣味はモ娘。ミキティ命)でも来た仕事はやる。(ベリーズ工房のCDジャケの仕事をしたことがある)
・始まったばかりとはいえ、大江戸は原作が舞台なので話はほぼ決まっているから今日のトークも厳密にはネタバレではない。最後はほぼ原作通りだけど途中はアニメなりに膨らましてはいる。
・原作通りだと歌うシーンがあるが、そういう、舞台をアニメに引き写しただけの物にはしたくなかった。
最初に出した案は中島さんが舞台どうりだといって怒って却下した。結果的にはそれがよかった。
・大江戸はわりとみんなで見られるものを目指しているから・・・と監督。
・中島氏、現在グレンラガンを執筆中。結構先まで出来てる(20話くらいまで?)らしいけど、よくも悪くもガイナックスなのでこれからが大変らしい。中島氏、「最後は紙芝居アニメで・・・」(もちろん冗談)
監督曰く、大江戸は絵が崩れても耐えられるようにしてあるんで、崩れても動かないということは絶対ないと断言。
・あとその辺に関連して放送開始が遅れるアニメの話を。1話が1週遅れるのは、やっててマズイという現場判断らしい(苦笑)今期もどうもあったらしいが・・・(友達談)それを聞いて、場内それもアリなのか!と。(もちろんないほうがいいに決まってる)
グレンラガンと比べると「大江戸のアニメは自由度が高い」「グレンラガンは一見子供向けに見えるけど実はピンポイント」とは中島氏。

■キャラデザの話

・吉松さんが言いだしっぺなのでまず吉松ありきの企画。というか吉松さんの画力はかなり融通がきくんで、それによってるところが大きい。(マジで吉松さんは上手いです)キャラ先行だったりすることもある。※キャラデザにゲストを呼ぶということの経緯についてはちょっとオレが失念。
みなもと太郎を呼んだ経緯は、監督が出版社のパーティで内藤康弘に紹介してもらったから。打たれ強いキャラということでいつものキャラを使わせて欲しいとお願いしたが、キャラデザの吉松氏には断らないままでの依頼。それを聞いた吉松さん「いいっすよぉ〜」と。ついでに内藤氏にも依頼。内藤さんは吉松さんとはトライガン繋がり。
みなもと太郎がOKした理由としては、みなもとさんがアニメにハマった大本の「大運動会」で、何話か演出をやっていたのが水島監督だったから。(みなもとさんは大運動会にハマって全てのスタッフを諳んじるくらい覚え込んだらしい。監督の依頼を受けたのはそれで名前を知っていたからだとか)
・最初、話ついでに描いてもらった設定(みなもと太郎のあのいつもの髭キャラたちが時代劇にいたらこうだろうな・・・という程度のラフ描き)を吉松さんが起こしたんだけど、そのあとみなもとさんは吉松キャラを見てそれに合わせた頭身の高い、もっとちゃんとした設定を寄越してきたが、監督は「最初のやつがいいんです」といって断ったらしい。みなもとさんも「そうですか」と。
・1話で新佐の3DCGの回り込みをやったのは、みなもと氏の描いた設定ラフに「(目が飛び出てるから)回り込みは出来ないでしょう」と書かれてたから、じゃあ回してみようぜ、どうせなら立体CGで・・・という意地でやったらしい(笑)ただそのデータは米国プロモーション用にも使ってるものであると。(その後ひとしきりみなもと氏がコミケで取材を受けた話で盛り上がる)
椎名高志は吉松さんの高校の同級生だったのに、連絡先が判らなくてサンデーにファンレターを出した。(昔GS美神のマリアというキャラが好きで、知らずファンレターを出したこともあるらしいw)
上がってきた設定をスクリーン上で説明。設定書は吉松さんノーチェック。殆どアニメの設定書のように描いてきてて、しかもスクリーントーンまで張ってあった!トーンを張った設定書は初めて見たと大ウケ。(場内爆笑)実際画面上では再現できないけど、テクスチャ貼り込みをするべきかどうか検討してるらしい・・・?
・あとは監督がそれだったら知り合いをということで新感線ファンの絵描きをいろいろ引っ張ってきた。源蔵は阿部川キネコだがこれは彼女のマンガの明智くんというキャラらしい。ラフを出したら自分でクリンナップしろと言われ、さらに自分キャラだから自分で好きな色決めろといわれ色も塗らされたらしい。
・そういうふうに外部にキャラデザを発注したんでマッド的には買い取りとか契約上いろいろ面倒だったという話。ただ、みなもとさんのキャラだけはレンタルだそうだ。
・赤井西之介の手下たちのモデルはやっぱり佐藤竜雄監督。(ナデシコ、ムリョウなど)本人に了承を取ったそうだが、その辺(マッド)にいたので吉松さんがキャラ表を見せて、「そういうことだから」と。
ちなみに赤井西之介は舞台では粟根まことだったから(声も頼んだが断られたらしい)、駿平はサイバーフォーミュラー(キャラデザ・吉松)のアンリらしい。
・あと鳥居様は1話では頭身が高いが覆面を取ると顔が膨らむ。最初に描いたキャラ表に覆面を被せようということになったときに、覆面が被せられないという話になったんで、じゃあ覆面姿は頭身高くていいということにしてしまった。
・お縫ちゃんの髪形(前髪)はモ娘。辻ちゃんだとか、ミキティキャラを出そうとしてやめたとか。

■キャスティングの話

大江戸ロケット天保13年、天保14年の妖奇士に繋がってる(嘘)
鳥居耀蔵が若本氏なのは會川氏の提案。基本的にキャスティングに監督はかかわってない、らしい。朴ろ美起用は中島さん(高2の娘さんがアニオタでパクロミを使うと親としての株が上がるから)、赤井西之介の川島さん起用は音響監督の三間さん。駿平の釘宮さんは明らかに鋼キャスティング�(笑)
・特に若本さんは平成の鳥居耀蔵を狙っていて、これから全ての鳥居様は若本氏でいこうと提案したいらしい。若い頃の鳥居様(ヤング鳥居)でも若本さんでいきたいと。(まだ出てないけど)見た目は大江戸ではああだけど、最終回後に何かあってアヤシのようなキャラになったという裏設定?
・大川さんの遠山金四郎は、本当は鳥居よりも年上なのだが若作りをしているらしい(劇中で言及)。だからロイ・マスタングの大川さん。出番は3話のあとは10話。後半は幕府絡みの話らしい。
・大川さんのちょっといい話。役者はバカでいい。舞台ならともかく録り切りのアニメなどでは、自分が役について理解してなくても、スタッフのいう通りにやることが大切であり、自分が納得してなくもそういうキャラに見えるということが重要なのだと。でもインタビューで聞かれたときは、いかにも判って演じてる振りをするらしい(笑)
・主役の沢海陽子さんは監督がシャーマンキングをやったときに(リゼルグ役だった)男の子の声がいいんですよといわれて覚えていたから。やってもらったら監督のイメージにドンピシャだった。
・中島さんの「主役は交代しないよね」発言(苦笑)*2
・山寺さんには本当は長屋全員の声を当ててもらうつもりだった。音響監督には無理だと思うといわれたので、じゃあいい役も振らないと向こうも納得しないだろうってことで銀次郎もつけようということになったが、銀次郎"だけ"になった。ちなみに舞台では古田新太だったが、えらいカッコよくなったという話から舞台の話にちょっと脱線。

■時代"劇"考証という仕事

・會川、近藤、中島が集まると勝手に細かな時代劇のウンチク話で盛り上がって、監督と吉松さんは「そうなんだ〜」と聞いてるだけになる。肝心の監督がトライアングルの中心部分なのだが、それでいいらしい。とにかく話がマニアックでついていけないらしい。困るのはその3人に嘘を言われても判らないことだそうだ。(例「リンカーンって本当は日本人なんだよ」「へー、そうだったんだ〜」)
・近藤氏は絵師でありながら時代劇考証をやっている。科学考証でなくSF考証というのと同じく、時代考証でなく時代劇考証をするのが仕事。時代劇として正しいかどうかを空想設定込みでそれっぽく考証して設定する。
・中島さん曰く、知らないで嘘を書くのは恥ずかしいが、知ってて嘘を書くのはオッケー。それがクリエーターの仕事。
・主人公はじめ、実在の人物も多く出ているのでその辺はあまり嘘をつかないようにしてる。全体にゆるいノリのアニメではあるが、だからこそ細かい設定は詰めている。そもそも江戸時代にロケットを飛ばそうというのが大嘘である。が、それはたまたま記録になかっただけで、本当は飛ばした人がいたかも知れない・・・くらいのつもりでやってる。(その後しばらくそのネタで内輪的な話。爆笑)その延長で世界で初めて空を飛んだのは江戸の障子屋だとかいう話も。所払いになってもその先々で何度もチャレンジした人がいたらしい。ウンチク!
・舞台の方は中島さんが書いた脚本をいのうえひでのり氏(新感線・演出)が勝手に名前を変えたりしてたんで、近藤さんがそれを戻したりもする。
・花火の話ということでよく月が出てくるのだが、打ち合わせ中監督がトイレに行ってる間に話が盛り上がり、月齢を合わせようということになった。手間としては絵コンテをチェックして月の形を変えるだけなので監督も二つ返事でOK。だから劇中時間は史実通りに流れている。その辺で「月の形」に注目するのも面白いって。

・近藤さんの設定は非常に緻密で、あったかも知れないというノリのアイテムなどを、絵描き独自の感性で仕上げてくれて非常に助かる。設定書はその手の出版社に売ったら江戸設定資料集としてマジで売れるんじゃないかと。そんな緻密な設定をもとにして筆書きの背景をやろうということになった。
・主人公達の住んでる長屋が二階建てなのは、江戸ではそれが普通だったかららしい。時代劇であまりそういうものを見ないのは、たぶん京都の撮影所にあるセットが平屋だからじゃないかという話。つまり関西の方には二階建てはなかったということで、江戸の人口密度が高かったからだというところまで話が言及。
・実際、背景設定はかなり手が込んでいて1話に出てくるトイレの設定ひとつもいちいち調べたらしい。あと江戸の井戸と関西の井戸も形が違ってると。来月のアニメージュに大江戸の設定BOOKがつくらしいが、井戸に×印がついてるのを見てアニメ様が確認したら「それは間違いですから使わないで下さい」といわれた。普通書き直すよね、とみんな苦笑い(笑)
・髷の形も拘った。最初は知らなかったから適当に描いてたが、特に遠山の金さんはわざわざ直した。(町人髷と御家人髷で形が違うから)髷の流行りは枕で変わった・・・らしい。ウンチク!
・チェックをしてて、アニメの中での史実の絡め方が上手いなあと思った中島さんが「こんなことを考えるなんて、スゴイ!」と監督にメールを送ったところ、もらった監督の方は「だって原作にあるから・・・」とあっけにとられることがしばしばあったらしい。書いた本人はすっかり忘れてて、アニメのスタッフを褒めたつもりが自分褒め・・・で「俺ってスゴイ}。監督曰く「何言ってんだろこの人」とよく思うらしい。
確かその流れで中島氏は自分の書いた(グレンラガンの)脚本でも泣くといってたような・・・
・ちなみに「獣兵衛忍風帖」(マッドなのでスタッフ被ってる)の時に近藤さんの肩書きをどうしようかという話になって、吉松さんに「サムライマン」と名付けられた、らしい。
・サブタイトルは昔の時代劇のをもじったものらしいけど、その元ネタがマニアックすぎて覚えてません。とにかくそういう由来があると。

■音楽の話

・音楽は本間勇介(古畑とかドラマの音楽をよくやる)。ジャズにしたらちょとミスマッチで大人っぽくなった。その代わりアニメで使うということを考えないで発注したため、シーンに合わせにくい、使いづらい音楽になってしまったらしい。
・主題歌は今回是非ともパフィーサンボマスターにしたかったらしいがサンボの方は諸事情で無理。パフィーの方は、監督がアメリカのコンベンションに行ってるときに直接頼んだ。向こうは鋼の監督だと思って二つ返事で引き受けてくれたらしい。普通ならそこで立ち消えになる物だが、帰国してから音楽PDに連絡して本当に押えてしまった。監督自体デビュー当時からファンで鋼の時にはテイストが違って使えなかったから是非とも使ってみたかったと。パフィーの方もティーンタイタンズとかカートゥーン物をやっているのでその辺もスムーズだった。
・ちょっと脱線して鋼の時の話。タイアップがソニーに決まったときに自分でレンタル屋に行ったりネットで調べたりして、ソニーのアーチストの中からポルノを選んだ。(だから監督がポルノのファンだったというのは話の尾ひれらしい)打ち合わせ時に本人達と会うことになりそうで、慌てて名前を覚えようとしたけどマネージャーさんでホッとしたとか。
・よく他の監督さんに水島監督は主題歌が決まるのが早いと言われるが、なぜかというと自分で交渉するからだと。あと明確に音楽イメージを持っていて、希望を通すのに粘るかららしい。
・今回候補の曲は3曲あったんだけどどれも捨てがたかったので、2クール目のEDにしたらしい。1話はOPだけ(最後に流れる)なので、EDは2話目から。1話のOPを最後に流すのは鋼の時にもやったパターンなので、それを監督の定番パターンにしてしまえという話から始まって、最終回にしか流れないOPというのも新しいかも、監督のパターンにしようというノリになったが、誰もタイアップしないから、レコード会社に怒られるからという話でまたうやむやな話に(笑)(この頃には監督以外は酔いが回っている)←監督は車なのでソフトドリンク。

■最後の質問コーナー

主だったものだけ。
・全体のテイストとしてはしっかりした會川路線といい加減なサムシング吉松路線があるが、監督としてはその間を取ると。そのいい加減な部分と正しい部分の調整役として時代劇考証の近藤さんがいる。
・キャラの主線が今回は実は青である。黒じゃなきゃいけない理由はないだろう、これは新しいと思っていたら、実はとっくに別の萌えアニメがやっててガックリしたらしい。
あと青にした理由としては、背景が黒の筆線だったから、黒の描線だとゴチャついて見えるから。背景に乗せてみて試行錯誤して今の青になったそうだ。


とりあえずこんなとこですか。一応他所のブログも2〜3、確認のためチェックしたんだけど大体こんな感じだと思うです。面白かったし、凄くタメになったからDVDで出せばいいのに。(もしくBOXのオマケ)
以下ちょっとムカついたこと。


ところで、特撮イベントでもよく無法な特ヲタにムカつくことがあるんだけど、今回もちょっとかなりムカついたことがありました。本当にオタクの人たち(特に男だよ)は考えて欲しいよ?
あまり詳しく書くとあれなんであいまいに書きますが、オレの席は結構見通しのいいとこだったんだけど、トークが始まってしばらくしたころ、いきなり斜め前に座った人がいたんですね。見た目は普通の会社帰りのサラリーマンなんだけど、あるスタッフの熱烈なファンらしく、言動からしてかなりのオタクだというのはすぐに判りました。(だって反応が大きいから←オタクにありがち)
とにかくそのスタッフの大ファンだからいちばんいいポジションに座りたい気持ちは判るし、でも会社帰りだから開始時間に間にあわないという事情も判るよ。でもね、いい大人なんだから。遅れてきたらそれなりの位置に席を取るってのは当たり前だと思うんだよね。そこよりは少し後ろだけど結構見通しのいい席は空いてたんだし、トークブースの一番前の席も空いてたんだよ。それなのに、わざわざ真っ正面のテーブルの真ん前、しかも女の子が座ってるその真ん前に平気で座るってどうなんだろう?その人、かなり背が高いからオレの席からもちょっと邪魔ではあったんだけど、その子なんか殆ど見えなかったんじゃないかな。開場時間から来て真正面のいい席に座って、トークのメモまでとってやる気満々だったのに(しかもお一人様だ)開始してすぐに真正面に大男が座るのよ?どうよそれって?明らかに椅子も寄せてあって通路的になってるその場所にどうして堂々と座れるのか判らないよ。回り見ろよ。自分が正面で見られればいいのか?そいつの真後ろで3時間メモを取りながらトークを聞くハメになったその子がホントかわいそうだったよ。休憩時間によほど注意しようかと思ったけど、それもまた微妙な感じでやめたけど、気持ち的には早く来て並んでた列にいきなり横入りされたみたいだよ。そういうところで当たり前の気が使えないからオタクはキライなんだよ。ホントムカついた!あと店の本棚から持ってきた本くらい自分で返せ!(忘れ物かと思った)

*1:あんな脚本書くとは思えないくらい普通の人だった。友達曰く、劇団のパンフなどで見るくらいで、トークショーはもちろん、あまり表立っては出てこない人らしい。長年ファンやってる友達も見たのは初めてだと。

*2:知ってる人は知ってる、大阪公演のときのいしだ壱成逮捕事件の話。