そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ファースト・キス2話追記

なんだか評判が余りよくないようで、珍しく昨日某所とかも見たけどぱっとしなくて、あれーっと思ったというか。id:lotusteaさんとこにコメントしようと思ったけど、長くなったんで自分とこで。まあドラマは好き好きなので、別に反論てわけでもないけど。


今回の合コンの話ってのは、妹の紋切り型の啖呵を聞くためのお膳立てじゃなくて、ダメ兄ちゃんの軽薄な世界を表してんだよね。
妹があの合コンにダメ出しをするのは、挫折した兄ちゃんの「今の状況」にダメ出ししてるんであって、単にああいう軽薄なことが嫌いという妹のキャラ立てもあるけど、それだけじゃなく、兄ちゃんの現状のダメ出しのためのお膳立てなんだよ。(視聴者のための突っ込み、ってとこがちょっと判りにくいのかも)
だから兄ちゃんが合コンをセッティングするまでの経緯が人集めや買いだしから延々と描かれてたり、そこで写真をやめるということを宣言したり、結局妹のせいであの場に来てた軽薄な友達を全て失ったり(会費がもう回収できなくなったってこと)というイベントが盛り込まれてんだよね。
劇団ひとりの怒りもそういう兄ちゃんへの怒りってことなんだけど、同居したときはたぶん仕事をしてたはずなのに、その後挫折して(しかも仕事仲間だからその経緯を知ってる→本人の心根の問題)ブラブラしてる人間とは一緒にいたくないってことなんだよ。だってひとりとサダヲはちゃんと仕事してるんだし。
結局この話って妹のロマンスに見せかけて実は兄ちゃんの自分探しというか再起のお話だから、そういう生活にダメ出しをされて自分の挫折を認めるという、本気にならざるを得ないキッカケを妹が与えるっていうのが今回の話なんだろうと。
それ故、一見主人公に見える妹の事情や気持ちじゃなく、兄ちゃんの状況と思いが延々と描写されてんだよね。
ドラマ自体の見た目は、兄ちゃんが「妹のために」何かしてやろうという展開なんだけど、結局妹の望むところは兄ちゃんが与えようとするロマンスなんかじゃなく、兄ちゃんの再起というオチなんじゃないかと予想。
あと松雪さんの医者が高学歴なことにやたら拘ってるのも何かありそうな感じ。たぶん井上由美子の脚本だからその辺は抜かりないんかな。まあ脚本よりはこのドラマじゃ演出の方を重視したいけど。
一応そのくらいはこのドラマには期待したいな。実はホタヒカよりはこっちの方が面白いと思ってます。そんなに判りにくいかなー、この話?


真央のお相手の研修医は平岡裕太じゃなく、ホントなら小泉孝太郎がいいんだけどなあ・・・ちょっと年いき過ぎたし、真央とのバランスの問題か?惜しいというか、今回の平岡は悪くはないけど、あのポジションならもっとちょうどいい奴がいくらでもいるだろうに。