そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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仮面ライダー電王#32「終電カード・ゼロ!」

東映http://www.toei.co.jp/tv/den-o/index.htm  テレ朝:http://www.tv-asahi.co.jp/den-o/
『ばぁーっか、カードはお守りじゃないんだ。使うときに使わなきゃ、意味がないんだよ!』


ありがとう金田監督!大変面白かったです。今回はとりあえずダラダラとした呟きモードで(飲み屋の電王語りか?←いつだってそうだよ)
よく考えたら前編後編とそこそこ重要な話ではあるけど、ストーリー自体は大して複雑でも濃い内容でもないし、そういう意味で盛り上がる話じゃないんだよな。でも見終わったあとものすごく見たーって気になるのは、アクションが多いわりに情感優先の演出というか見せ方のせいだろな。アップが多いから?何だか全体に濃かった気がする。だからありがとう監督。
別に脚本に物申すつもりは全くないですが、結局侑斗についてはっきりと明かされなかったのはどっちの心づもりだったんだろう?それともそこは次回持ち越し?曖昧なのは電王のテイストだけど、視聴者層考えるとそこをはっきり描いても問題ないと思ったけどな。


前編で「愛ニード侑」といいながら、そういう話じゃないよね、侑ニード愛じゃん。愛理さんが完全に桜井侑斗のことを忘れちゃう話だったか。
良太郎はいつか「忘れてしまっても、なかったことにはならない」って言ったけど(うろ覚え)、「桜井侑斗」の存在そのものが消えちゃったから、憶えておくべき記憶(忘れてる記憶)もなくなったってことだよな。それは愛理さんにとっては幸せなことなのかなー?侑斗視点なのでオレは切ねー。
あの描写からすると、侑斗が消費してるのは他人の中の自分の存在の記憶ね?桜井侑斗の存在自体はあるわけだけど、他人が覚えていなければその人は存在するのかどうか?って話だよね。そこまで突っ込んでない?*1
でもそれがあるからこそ映画の侑斗のセリフ、『人間の記憶で時間は作られてるんだ』なんだよな。(まあ微妙に意味は違うけど)他人の認識の問題だから本人がカードを使うことにためらいはないけど、使いきった結果を考えると・・・というのが微妙なとこだよ。
たぶん良太郎は特異点だし、デンライナーは時間の外を走ってるからあのメンツは憶えてるんだろうけど。憶えてる、よな?(電王世界の理屈で言うと、「記憶」はされてなくても一度でも存在したものは「記録」されてるから。たぶん)
大人の桜井さんの存在していたという記憶が消えても、今の侑斗についての記憶は?って思っちゃうんだけど、"良太郎のお友達"の桜井侑斗の記憶は残ってるんだよね?愛理さん。あ、それも消える・・・のかな?
というかこれだと、侑斗が愛理さんの記憶を取り戻してたとしても、ゼロノスに変身し続ける以上、最初から愛理さんの記憶からは消える運命だったってことだよな。それが判ってて・・・ってんなら、それはそれであまりに・・・侑斗・・・・゚・(つД`)・゚・
つまり侑斗は判っててゼロノスに変身してたってことでしょ?それでも愛理さんに自分のことを思いだして欲しかったんだよな。それを知った良太郎の気持ちは、今どうなんだ?愛理さんの記憶から桜井さんのことが消えたと知った良太郎の気持ちはどうなんだよ。ああ、気になる。


だから不満なのは、侑斗が「ライダーに変身するための本当の代償」とか煽ったわりに、その真の理由は明かされてないってこと。(なのでオレは、今回の話を手放しでホメる気にはならんのだけど)
ハナがいた時間を運行していたのがゼロライナーだとすれば(これも結局、ハナがそう思ってたってだけで、明言はされてない)一度消えた時間が存在することの代償が、「(人々の記憶の中の)桜井侑斗の存在」ってこともあるのかな。
じゃあ結局侑斗の本当の秘密というか「侑斗はどうしてゼロノスに変身出来るのか、なぜゼロノスで戦うのか?」ってことだけど、そこはやっぱり未だ謎。それこそが桜井さんが消えたことにかかわる謎のはずなんだけど。
どういう風に持っていくつもりなのかなー?ていうか、やっぱり主人公の良太郎より何か背負ってそうだよ、侑斗。でもまだ明かされないよ?明かすつもりあるのかなー?
少なくとも今のところ良太郎が電王になって戦ってることより、侑斗がゼロノスになって戦ってるということの方が、イマジンが2007年にやって来て過去を変えようとしてることについて物語的にはかかわりが大きい気がするよ。
ハナはイマジンが過去を変えたせいでハナのいた時間は消滅したって言ってたけど、それが復活してるんなら何か代償が支払われたってことで、侑斗が自分の存在証明をかけてまで戦ってることは何のためってことになると、今のところは基本的には愛理さんのためとしか思えないんでどういう関係があるのかは気になるんだけど。30話すぎてるのに未だに何も判んないよー。良太郎の電王についてもだけどな。何かそのうちどんでん返しでもあるのかなー?
そういや未だイマジンの目的も語られてないよ?親玉みたいなものはいるのか?1話を見返すと、イマジンってまとめて送り込まれてるんだよな。で、たぶん頭の中に指令が送られて来るまで待ち状態。何がしたいんだ。やつらは。
電王とデネブのピンチに駆けつけようとする侑斗が、愛理に言い残してく言葉がいつもと違って年下の恋人に言う感じでなんかよかった。愛理さんが「桜井くん」から「侑斗」呼びになったと思ったら・・・だからなおさら可哀相、侑斗・・・
いいけど中村くんの表情が絶妙すぎ。そういうシーンじゃないのにカワイイと思ってしまった。


ってことで、それ以外はモモが大変においしい回でした。というか、モモかっけー!
金田監督はリュウタ担当なのかな、その分他のイマジンはわりと流すよな。
基本、モモが一番良太郎やその周辺のことを気に掛けてるし、なんだかんだいいながら他のやつの面倒見てるつもりだろうから、リュウタの「小僧」扱い(たぶんリュウタは小僧扱いされてるのが、最初からモモが気に入らない理由なんだろうなw)とその兄貴ぶりがかなりツボった。カッコイイな、モモの兄貴は!今熱いのは「兄貴」か!(笑)
それにしても相変わらず肝心なところはちゃんと判ってるモモの字が、良太郎に代わってクライマックスフォームを仕切ろうとしてるのがいいよな。リュウタが行くって言ったら勝手にOKだしてるし。監督、モモが好きなのか(笑)なんだかモモ描写に愛情感じるよ。
ここ数日、電王全話をざっと見返したんだけど、意外とモモはメチャクチャやってるわりに大人なんだよな。他のやつらはあんま無闇に干渉してこないから判りやすいけど。
『よぉし、リュウタの弔い合戦や!』『おう、やってやるぜ!』『・・・僕生きてるよぉ』『すまん、勢いやがな勢い』死んでねーよと当然突っ込むオレたち視聴者(笑)
あとはー、尾崎たちが初めて真っ当に役に立った気もする(笑)
カスミ草にキャンディーっていいな。
侑斗にデネブがついた途端、走りが変になるとこ細かすぎ(笑)


予告。
とうとうハナちゃん、お休みのままコハナに・・・来週も顔出さないのかなー。
オーナーとコハナと侑斗が見てるのは何だろう?


東映公式。また諏訪さんか!(笑)しかもタキシードピアノマン・・・
今年のライダーはバイク2台も借りられないのか・・・?
ちゃんなかはカワイイなあ!こないだ桐矢見たさに響鬼の後半一気見したけど、やぱーり中村くんはカワイイ、カワイイ、カワイイ・・・(*´∀`*)

*1:関係ないけど、こういうのを突き詰めていくと量子物理学ってのになります。そうだよね?