そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ULTRASEVEN X#5「PEACE MAKER」

http://sevenx.jp/index.htm
こういうヌルい話でも、ウルトラならまあ仕方ないかと思ってしまうんだけどさ。というか話はともかく演出が全くテンポがなくてそっちの方が辛いよ。これがメリハリや見せ場があってしっかりしてればちょっとくらいヌルくてももっと許せるんだけどなあ。アクションがウルトラファイトなのも許す(笑)アイツら(デウスのヤツら)が余りにも迂闊で、見てるこっちが「いいのか?」と思ってヒヤヒヤしても(苦笑)そんなん、信じちゃっていいのー?本当にお宝探しで、地球人に害をなそうと思ってたわけじゃなかったからいいけどさ。いやいいけどさって、成り行きとはいえ、セブンさんは間接的にあの二つの星の滅亡に手を貸したわけだよな。いいのか?

誰にとっての平和なのか?という問いよりも、「地球は今日も平和です」と声高に宣伝する今の地球の状況は結構コワイんじゃないか?ってことだよな。あの宇宙人のことをひとつのサンプルケースとするならそういうことじゃね?
過去五年間全く戦争や紛争が起こってないけど、でも他人との争いがなくなることはない。その平和の状態って、敵対する物同士が和解して共存してる状態なのか、それとも相手を殲滅してしまったのか、どっちかってことだよね。両方とも自滅してしまったら平和も何もありゃしない。本質的には戦争を終わらせること=平和になるってことではない。じゃあ誰のための平和なのかって話であるけど、今の地球は本当に真の意味で平和なのか。
ボーダ星人がにこやかに「これで相手を殲滅できます」というのに引っ掛かりを感じるジン・・・だけど、そこをもっと突っ込まないのがちょっとイマイチ伝わらないところなんだけどなあ。あのラストをどう捉えて欲しいのか?そこを突っ込んでこそこういう話が成り立つと思うんだけどさ。ジンの記憶喪失が物語にとってどういう意味があるのかもこれじゃ全く判りませんヨ。ケイはちょっとボンヤリしすぎ。ツッコミキャラなんだからもっとツッコめ。
誰かがこうだというから人々は無邪気にそうだと信じる、今回のウルトラの世界観ってわりとそういう近未来単純管理社会なんだけど、そういうコントロールのされ方に違和感を覚えないってのはいいことなのか。それともそれを聞きながらも争う人がいるんだから、みんなそれが嘘っぱちだってことを知っているってことなのか。どっかの星の滅亡のニュースを告げながら、自分ところは平和でよかったねと確認するって、どっちにしてもかなりイヤな世界だね。
それにしても、セブンさんは丸顔だねぇ。

あ、おかしいと思ったらうっかり1話分すっ飛ばしたよ。4話は明日にでも。(たぶん)