そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

風林火山#50「決戦川中島」(最終回)

http://www3.nhk.or.jp/taiga/
ああ終わったなあ・・・なんだかボンヤリ。
一回目見たときはそうでもなかったけど(一応日曜の夜に見ました)、二回目の時は勘助の首が戻ってきて、お屋形様の「えいえいおう」の辺りでなんかやたら泣けたよ。いろいろ濃かった!
戦国最大の激戦、負けてはないんだな、武田は。微妙に勝ったとも言い難い気もするけど、一応勝鬨はあげてるから勝ちでいいか。
一刻が勝負の分け目といいながら、宇佐美さんが退けというのに退かない政虎くんと、やっぱり宇佐美さんの言うことを聞かないで政虎くんを追いかける勘助・・・って感じで長引いて激戦化してったのか。結局夕方まで粘ったとな。
で、噂の(笑)信玄対謙信の一騎打ち、謙信というか政虎くんな。なにか伝え聞くところによると*1 ガックン、みなさんが止めるのも聞かず馬で突っ込むと言い張って、ちゃんとうまいこと信玄の前で止められたらしいじゃないですか。カット割しないで・・・って聞いたけど、カット割はしてるよな。長回しで見せてくれればいいのに、勿体ない。ま、不満もないけど。戦の中の語りぐさになる1エピソードって感じが出てて、カッコよかった。信玄に斬りつける政虎くんの形相がスバらしかったしな!
上杉軍はあくまで、信濃の地を占拠する欲に塗れた悪鬼共を成敗ってつもりで戦ってるみたいだけど(それもどうよ?)、まあむしろやっぱり生きることが戦うことで、何かを守るために戦い生きる勘助の生き様を見てると、何が悪いんだって気がするよ。それが人間?生きて、愛して、散っていったでいいじゃないかと。*2 天下取りという夢を見るのも人間だからだよな。
それをして勢力拡大は「欲」といえばそうなんだけど、政虎くんみたいに乱世のことは「一睡の夢に過ぎぬ」、それに賭けた人の一生を「朝置く露のようなもの」といってしまうと、もしもーし、君は一体何様よ?マジ神様?って気になるよ(苦笑)や、最初から自分で神だって言ってるけどさー。いやはや。
そしてとうとう勘助も討ち死に。本当に人の一生を見終えたっていう達成感と満足感たっぷり。お屋形様の天下取りは見られなかったけど、真田殿が駆けつけるのを確認して、勝ち戦と思って死んでったんだから、いいんだよな。真田殿は村上はどうしたんだ?やったの?特にそんなことは言ってないけど。
上杉勢は首実検するって言ってたけど、信繁も諸角も勘助さえも、首を取り戻されてるよ?首実検済んでないよね?いいのか?*3
伝兵衛が戦場から勘助の体を拾ってきて、そこへ太吉が勘助の首を取り戻してきたと。示し合わせたのかどうか判らんけど、体を探すのも首を取り返して来るのも、大変なことだよな。勘助は伝兵衛と太吉の主ではあるけど、何だかここは、どちらかというと昔からの仲間だから・・・って見えた。泣けたよ。
平蔵もとりあえず生きてたしな。摩利支天は平蔵の手には渡らず伝兵衛に。平蔵はあのおばばに拾われて、きっと連れ帰られたら鬼美濃がいるんだねw
最後はミツか、ミツが生きてるところを見てなかったのが後々こんなに引くとは。くー。勘助の心の中には花が咲いとるんじゃ、ってことで。いろいろと回想シーンの勘助の若さに何か泣けるよ。
勘助が死んだところで話は終わり、その後の人々の行く末は風林火山紀行で締めなのも気が利いてるな。新撰組!と違ってスパッと終わるのもよし。(新撰組はむしろその後を見せてくれないとーだったけど)
久々に見ごたえある大河だったー。素晴しかった!
それなのに次回作の予告、「川中島から300年・・・」はねーだろヨ、NHKさんよー(苦笑)

*1:妹がスタジオパーク内野聖陽がそんなこと喋ってたと言っとった。

*2:どうでもいいんですが、「生きた愛した戦った」だとゴッドマーズのサブタイだよな?気になってしょうがなかったよ!(笑)(そして確認したらやはりそうだった・・・オレのオタク心に完敗)

*3:いいけどいいシーンなのに、お屋形様の手袋を見て信玄餅・・・とか思っちゃった。だってあの柄・・・