そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

「歌姫」#11(最終回)

http://www.tbs.co.jp/uta-hime
もう最初から最後まで泣けて泣けて・・・・・・
鈴が可哀相なのもあるけど、太郎ちゃんがよー。勇一としての記憶は戻ったけど太郎ちゃんの時の記憶もあって、それを勇一自身の選択として、記憶がなくなったふりをして東京へ戻る・・・のが切なすぎる。泣く。
そうだよな、ホレた腫れたの恋心じゃなく、自分が土佐で過ごした10年間、みんなに良くしてもらった10年間の間、自分の娘のさくらに寂しい思いをさせたから、その分娘のために生きるってのは親としては当然の想いだよな。
それを鈴への想いを知ってるジェームズにだけは本当のことを話して、涙も見せずにオリオン座を去っていく勇一がカッコ良すぎです。ちょっとでも覚えてる素振りを見せたら台無しだもんな。勇一が記憶をなくしてないって知ったら一番悲しいのは鈴だってのを判ってるから、忘れたふりをして立ち去るんだもんな。それもまた鈴のことを愛するがゆえだし。泣ける。
それでも鯖子さんは判ってるし、松もすれ違いざまにあの顔されたら気が付くよな。お父ちゃんも気が付いてるのかなー。たぶん美和子も気が付くだろうけど、それは例えば死ぬ間際まで確かめちゃいけないことだよな。(というかあの人たち、亡くなるの早いなー)
でも太郎ちゃんが記憶を取り戻してようがなんだろうが関係なく、頑張れ太郎と送りだしてくれるゲルマンたちのエールが泣けるよ。あ、思い出したら泣けてきた。
もういろいろ、長瀬の演技にも泣けたよ。細かいことは言うまでもないけど、ホント、奴の演技には泣ける。
太郎と鈴は結ばれなかったけど、現代で、太郎が捨てなかった時計が縁で現代の二人の孫の旭とルリ子が出会ったのはハッピーエンド・・・だよな。悲恋があるからこういう出会いもありなわけで、「歌姫」はとてもいい話だったよ。芥川やジェームスが大先生になってて、芥川はさくら親子と、ジェームスが書いた映画の「歌姫」を見て旭が映画会社に勤めたのも、なんだか締めくくりとしてエエ話や。グッときたぜよ!