そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記

http://www.disney.co.jp/movies/nt2/
:im7age
やー面白かった!まさにザ・大作映画って感じ。何も考えずにお気楽に見て、面白かったで終わらせてオッケー(笑)一応日曜日にTVで1をやってたんで復習して行ったけどね。2を見るならキャラとか設定は1を見といたほうがいいかも。
1は規模もそんなに大きくない謎解きメインの宝探しで、キャラの掛け合いも結構判りやすく、会話にユーモアがあってくすりっと笑う感じだったんだけど、2ではいろんなものが判りやすくパワーアップ。
1より強力な敵が出てきてスピード感も派手さも5割り増しくらい。大音響と大画面の映画館で見るべき映画になってるよ。まあもともと派手なブラッカイマー映画なんだけどさ。二回もカーチェイスがあると違うよなー。お金かかってるよなー。
謎解きは考えるヒマなく話が流れるんで、その辺は1の方が面白いかなあ。アメリカ国内だけでなくパリとロンドンにも行ってるんだけど、なんだか実感はないよ。背景書き割りでもいいくらい(笑)
ネタバレ・・・になるかどうか判らんけど、宝は見つかるんだよ。でもそれよりも、ウィルキンソンエド・ハリスがちょっと切ない・・・というところが、必ずしもハッピーエンドじゃないってとこか。1の時の敵は、逮捕されてやったーってな感じだったけどさ。
2はメインキャラのその後・・・なんだけど、1でメインキャラはみんな結構有名になり、お金持ちになったというのがそもそもの理由だよな、よく考えると。お気楽映画といいながら、FBIのセダスキーが言うように、ウィルキンソンにとっての「何故、今?」ってことが意外と最後のオチに効いてるというか、この辺のちょっぴりの棘もたぶんハリウッド映画的な計算なんだろうけど。
彼についてはもう少し突っ込んでフォローしてもよかったなあと思うんだけど、切ったのかなあ?あったほうがよかったのになー(泣)途中まで悪役っぽく見せてるのも判りにくいし、ちょっともったいないよ。そういうキャラじゃないのに・・・(ネタバレ)


これって手っ取り早く言えばインディ・ジョーンズだよな。インディシリーズではキリスト教が根底にあるように、ナショトレはアメリカ建国の歴史、特にリンカーン関係が根底にあるんだけど、宝を発見しても人知れず葬り去られるインディと違って、必ず発掘され、発見者に見返りがあるところがアメリカ的トレジャーハント(笑)時代性じゃなく、たぶんルーカス&スピルバーグの方がブラッカイマー&タートループ*1 より悲観的だってだけかもw
やっぱり「ナショナル」トレジャーってことは、宝は発見され、国の物にならなきゃね。
ちょっと穿った見方をすると、定期的に出てくる「アメリカ万歳」映画にしても、感情的にアメリカ国民素晴しい!って叫ばれるよりは、リンカーンを讚えてアメリカの歴史自体を持ち上げようとする姿勢の方がまだマシかも?先住民の扱いも結構慎重だと思うしな。実際のアメリカ建国の歴史をリンカーンという偉大な大統領の功績にダブらせて、いいことっぽく見せてる気がする・・・んだけど、アメリカの歴史教育がどうなってるのか判らないからその辺はなんとも。(子供に対する歴史教育の在りようを揶揄ったネタがあるし)

それにしても、大冒険の吊橋効果でくっついたカップルってのは、どうして続編の時には判れてるんだろうね(苦笑)
エド・ハリスはやっぱり元傭兵役。彼が出てきて軍人じゃないなんてことないよな(笑)

*1:名前聞いたことがあるけどと思ってたら、オレ的佳作デズニー映画「クールランニング」の監督だね。