そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

おせん#8

http://www.ntv.co.jp/osen/
今回もいろいろ描写も展開も丁寧で、見てて気持ちよかった。
脚本家は同じ人みたいね。この人、その話の中での描きたいことをいろいろなエピで引っ張ってきて、最後にちゃんと何が大切なのかを端的に説明出来てるっていうのがいいし、話がポイント押さえて判りやすいせいか、演出もきちんとカットを積み重ねてて、なんてことない話なのに見終わって気分よくなれるってのがドラマとしてよく出来てますよ。
最後の米屋のせがれの話は、ちゃんと藁で炊いたご飯の美味しさで落として欲しかった気もするけど、高木ブーの方でとったのはゲストサービスなのかなー。ちょっと残念。
藤木くんのブログは記事にしないって話であっても本人がそう言うこと判っててもいいはずなのに、とは思うな。悪気があったわけでも迂闊ってわけでもなく自覚がなかっただけかな。記事にしないってことと名前を出さないってことが繋がってなかっただけで、名前が売れるんだからいいだろ的な話でもなかったから、最後にちゃんと藁を集めて届けてくれてホッとしたよ。
祭り神輿のあんちゃんたちもそう言うオチだろうとは思ってたけど、タダ働きのつもりじゃなかったってのがただのいい人たちじゃないってとこでなんか保険的(笑)どっちにしろおせんさんには敵わなかったわけですがw
でも薪じゃなく藁で炊くことのメリットとデメリットを丁寧に説明する展開とか、それがおせんさんのいう一升庵の伝統=クオリティなら、やはり残さなきゃいけないって話だよね。ヨッちゃんのいう職人がいなきゃ店がやってけないってのはそうなんだけど、伝統を守るために必要なのは実質的な店の従業員だけじゃなく周りの人たちの理解と協力もあってこそで、一升庵の「おむすび」に価値を見いだす人がいる限りそれは守られていくべきだって締めがキレイでよかったです。
 
それはともかく今回の話ってちょっと3話のタコ引きの竜の話と被ってるのが気になったと言えば気になったかな。
あれも確かかつて一升庵がマスコミに取り上げられ、一見の客が増えて常連が寄りつかなくなったという危機を語った話だったけど、今回のブログを見てやって来た客への対応とか、テル子さんの「時代遅れ」発言(それをテル子が言うのはどうかと思うけど、藤木の仕打ちと同窓会でのことが余程尾を引いてたんだろか?)、おせんさんの「一升庵は変わらない」宣言とかなんでまた?って気が。その話がメインでないから、それが別の意味で一升庵の危機を呼ぶって展開だったけどさ。ま、ああいうのは断ってもいい話だよね。(よく有名な焼鳥屋さんで、親子丼だけの注文禁止ってあるじゃん)
オレは藤木のブログを見て一升庵にやって来る女性たち、ああいう人たちってホントに嫌いなんだよね。若い子たちならともかく、大人なんだから空気読めって感じ。料亭でご飯物だけ頼んでいいわけないじゃん。他のものを頼む金がないならそもそも行かないくらいの分別は持って欲しいよ。
今回のおせんさんのトンボとか渦巻き柄の着物カワイかった。ちょっとミナペルホネンな感じでいいな。