そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ハチワンダイバー#11(終)

http://wwwz.fujitv.co.jp/81/index.html
あーあ、なんかちょっとガッカリ。スゴイありきたりのヒロイックファンタジー映画見てるかと思った。
原作と同じ展開の斬野との再戦までは「将棋の」ドラマだったけど、妹が出てきてから「将棋を手段とした」バトルものになってしまったせいで、確かにこう持っていくしかないようなオチに。
バトルものだからとにかくダークサイドに落ちた捕らわれのヒロインを助けだして終わりってのは納得するけどさ。
でもせめて受け師黒化が自分の意思でなく洗脳とかならもうちょっと助ける必然性があるんだけど。まあ憎んでた父親の真実を知るってのも洗脳っちゃ洗脳か。どうせなら黒化とともに衣装も真っ黒くしてケバいメイクをして、黒メイド・ダークミルクとか名乗ってくれればよかったのにな。そりゃ助けなきゃって思うよなw(亜美ちゃんか!@実写版セラムン
というか本当によく判らないのが、結局あの説明だと鬼将会ってのはいってみりゃ真剣師ギルドだよな。勝手にそんなの作ってプロに挑むって、なんか趣旨違わないか?プロになれるような人材を真剣師の中から探すためのバトルトーナメントってんなら判るよ?その意義も何となく判らんでもない。プロになれなかった者たちの奨励会制度に対しての抵抗として。
でもなぁ、実際真剣師ってお金賭けてるんだしそれで生計立ててるんだからプロになることがいいことじゃないと思うのね。だって菅田だって、金のためにわざと負けたりしてたじゃん。とするとそもそも鬼将会が真剣師を取りまとめる意味も判んないですね。そよさんは何だか使命感を持って鬼将会のボスになったけどさ。
とにかく、本当のラスボスはゆっきーなでいいんじゃないかって気がしたよ(笑)何でそよさんを助け出した菅田にみんなが夢を託すんだよ。意味判んねー。そもそも何から助け出したんだよ!(苦笑)
必殺技の「ダイブ!」のその先が「明鏡止水」ってのは何となく判るような判らんような。菅田ってそれだけ才能あるのにどうしてプロになれなかったの?って話でもあり。真剣師の中で強いからといって、じゃあプロではどうよってのは全く判んないしな。結局これの後半の展開自体、プロという才能への挑戦ではなくて、制度への挑戦って話だよなぁ?奨励会に入れなかったとか、年齢制限で退会せざるを得なかった、真剣師と勝負してプロになれなかった‥‥アマチュアの中にもプロより強いやつがいるって抗弁することは、プロ棋士というシステムへの反抗でしょ。でも実際は才能と努力で歴然とした差があるから、プロになれない人たちが真剣師ってことなわけで。なんかすり替えが起こったよ?

ってことでこれってつまり、潜在能力無限大、だけどボンヤリした日々を送ってた主人公ハチワンくんがひょんなことから異世界にとばされて、ダークサイドに落ちた父親と対決するために手駒を探してたヒロイン、アキバの受け師と出会い、才能を見込まれ修業して強くなって暗黒ギルド鬼将会に挑んだけれど、最後のラスボスの呪いで黒化したヒロインを助けるために潜在能力覚醒、見事ヒロインを助けだした。その功績を認められ元の世界に復帰。さらばアキバのメイド‥‥って話だよな。ほらやっぱりヒロイックファンタジー(笑)
結局菅田って受け師さんとくっついたの?ダメだったの?世界が違うって言いにきた師匠、何気に酷いヨ。
まあそもそも劇中でプロとアマの差が歴然としてる理由ってのは語られてないから、その辺ウヤムヤでって感じ?バトル物になってからは、前半では菅田の師匠ってことで回想にしか登場しなかった鈴木八段がプロ棋士としての一つの基準を示してたから、いきなりファンタジー化しても何とかもったってのもあるかなー。小日向さんの存在感その物がスゲー。まあ最終的にはそこそこオモシロかった、かな。