そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ちょっとした呟き

あとで消すかも知れんが。
最近ちょっと思ってたのは、東映ライダーキャスティングのことは平成ライダー10年見てる身としてはかなりよく判ってるつもりなんだけど、それでもふと思うのがひょっとしたら山本匠馬が天道をやってたって可能性ってあったんじゃないかなーってこと。一つ上だけどデビュー時期がほぼ同じで、経歴的にもカブトやってもおかしくないし、劇場版キバ見ての通りルックス的にはパッと見の印象がすごく似てるんだよね。
ただまあないだろなと思うのは、加賀美の智やんとの並びのバランスの問題と、何だかんだ言っても伝統的に主役ライダーは特撮に興味ない人(2号ライダーは大抵元からライダー大好きっこ)がキャスティングされてるってことですが。でもそれを考えなければ、山匠が天道ってのはそれはそれでいいんじゃないかと思うんだよね。
その場合たぶん、天道は全く別のキャラに成りかねないとは思うけどね。作品のカラーもおそらくかなり違ってたと思うし、加賀美との関係性も変わってたと思う。(そもそも山匠が天道だったら智やんの加賀美はないと思うし)でもあれだけいろんなことがグダグダになることはなかったような気がするよ(苦笑)だって山匠の方がヒロたんより上手いんだもん。
天道が多少グダグダだったのって、ヒロたんが途中井上回とかで悩んじゃったからだと思うし、その辺のキャパの少なさ(想像力のなさ)はあると思うから、たぶん山匠の方が上手く最初のスタッフの意図通りの「天道総司」を演じられたと思うのよ。
ただそうは思うんだけど改めてカブトを見返してみると、カブトの天道ってヒロたんのパーソナリティあってのもので、ヒロたんの天道じゃなかったらたぶんここまで入れ込まなかったと思うのね。オレはね。それはもう初っぱな、1〜2話見たときからそうだったから。ジワジワハマるってことはあっても、最初からってことはなかったと思うんだよね。それだけでもヒロたんが天道だったのは奇跡だと思うしありがとう東映!って思うんだけどね。
 
ところでそもそもオレ、DVD最終巻の水嶋×佐藤対談見てずっと思ってたんだけど、彼らは本来役に成りきってその役として作品を成立させなきゃいけない立場なのに、あまりにも「俺が俺が」ってのが強すぎるんだよね。役がどうこうの前にまず自分のカラーを反映させたいって気持ちが強すぎるというか。まあ自分に役を近づける方がいいと思ってる平成ライダーメソッド的にはそれでいいんだけど、なんていうか、改めてカブトを見返して実は二人とも天道にしても加賀美にしても、キャラとしてそんなに好きじゃないんだな、と思っちゃったんだよね。
発言としてはよく「なんでこの役に決まったのか判らない」って言ってたけど、どうも本気だったみたい。
仕事として一生懸命理解しようとしてやってたんだろうけど、このキャラが好きだと思ってはやってないんじゃないかなあ。特にヒロたん。智やんは最終的に自分に加賀美を寄せすぎちゃったからあれはあれって思うけど。(だから後半の加賀美はあまり好きじゃない)
でも天道はその辺で動かせないキャラだし、やってる間も終ったあとも、ずっとやりにくかったって言ってたし。
まあそんなことあまり判りたくはなかったけど、それでもヒロたんが天道に1年捧げてくれて良かったとは思うけどさ。