そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

バクマン。(1)

バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

噂の「バクマン。」を買ってきました。みんなが見た瞬間突っ込んだであろうことをあえて言いたいです。
AKIRAかよ!」(苦笑)小口に色付けようよw
オレ、小畑健の絵ってあんまり好きじゃねーし、こういう上手さって全然ピンと来ないからってのもあるけど、何だかヘンテコなマンガだなぁ‥‥と思いましたよ(笑)
まあ話が話だしなぁ(笑)すごく実践的マンガ入門というか、終始「苦笑」って感じ(笑)「サルまん」がまんが道をパロったギャグマンガだとすれば、「バクマン」は真面目に茶化した真面目なマンガってとこか。これ見て漫画家目指す子っているのかなあw 理屈ではこうだけど、それが出来るかっていうと出来ないものだし。
とにかく先の話は知らないから、単行本でまったりとこの二人のコンビを見守っていくことになるのか?シュージンがバカでいいよ、うん。オレは好き(笑)
しかしサイコーの家族はなんて漫画家に理解のある家族なんだろね。作品がアニメ化までしたからってんなら判らなくはないけど、それだけであのマンションの仕事部屋を取っとくなんて、ずいぶんお金に余裕あるなぁ。うらやまし。それとも版権料でか?(借金あったんだよなあ)
まあ別にGペンが使えなきゃ使わなくていいし(丸ペンカブラペンで熱血絵柄の漫画描いてる人だっているし、Gペンで強弱のない線を引く人だっている)、ネームなんかいくら描いても原稿にならなきゃ意味ないのよ。おじさんは大変だったろうけど、亜豆母と同い年ってことは42?(ってことは37で亡くなってるんだっけ、そこまでに何とか身の処しようが‥‥)それなら児童誌にでも行くか職業漫画家にでもなればよかったんだよな。って、なんかスゲーリアルなこと言っちゃった(笑)
亜豆母は42であの格好はどうかと思うよ?(苦笑)
 
それにしてもオマケの大場先生のネームはいろいろ微妙です。デスノからそう思ってたしネームを原作者がやってるってのは聞いてたけど、小畑健の絵柄にあってない構図やコマ運びがあるのって、そのせいなのかなぁ。小畑さんは描けるから描いちゃうんだろうけど、あんまり漫画っぽくはないし、だからといって効果的だとも思わないけど。(漫画として読みにくいよ‥‥)
そういやたまたま見た「たけくまメモ」(http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-cd60.html)でこの辺のこと言ってたけど、原作者がネームを描くのはオレはあんまりよくないと思うな。効率としてはいいけど、(スゲー実感的ですがw)絵描きの可能性を狭めるって意味では賛成しかねるよ。原作のシナリオがあってそれをネームに起こせないんなら、漫画描きなんかやめちまえー。(よくある話だけど、実際現場を見たってことでオレの知ってるとある某先生みたいにネームまでやって下絵をアシスタントに描かせ、そのあと自分でペン入れっていうアニメ的分業はいいと思うけど)
ネームを切る人が監督だって言うんなら、絵を作る人間が監督としてネームを描く、それでこその漫画家だろよ。ネームまでお任せって、自分で納得するんならそうじゃない人もいてもいいって程度だけど、描けないなら描かなくてもいいと思うの、漫画自体を。イラストレーターにでもなればいいよ。
こういうのって基本的に「絵を描くのが好きで描いてる」人の発想じゃないと思うよ?もちろん竹熊氏のいうところの「原作者がマンガ描けて、ギャグの場合」とかはその限りではないですが。(これは賛成出来る)
でも大場&小畑コンビって、原作者が元ギャグマンガ家でも漫画自体はシリアス漫画じゃん。なしでしょ。
あ、そうか、オレが小畑健の描く「マンガ」に何の魅力も感じないのはそういうことか。(ストーリーは面白いと思うけど)
オレの小畑健の認識って、「絵が上手い人」じゃなくて「絵を上手く描ける人」なんだよね。例えば井上雄彦は「絵がすごく上手い人」で、浦沢直樹は「マンガとして的確な絵を描ける人」なんだよ。そーゆー違いね。