そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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ケータイ捜査官7#37「ケイタとタツロー」

http://ani.tv/k-tai7/http://www.tv-tokyo.co.jp/k-tai7/
脚本だけチェンジで渡邊さんか。これはこれで面白かったけど、モノローグ多かったからこの演出がなければもっと退屈だったかも。やっぱりこの演出の丹野さんって上手いなぁ。
ケイタが変わった、変わってない、どうしてって話なんだけど、ホントならちゃんと話さなきゃいけないはずのタツローに説明する代わりに、ケイタのモノローグっぽく優璃に気持ちを語って、それで逆にタツローの気持ちにケイタが気がつくって話。
タツローの「変わった」は否定的な変わっただったからケイタは上手く話すことができないんだけど、優璃の「変わった」は良い方に変わったの変わっただから、現に意識はしてないけど変わってしまったケイタにとって、優璃には話せるけどタツローには話せないんだよね。変わってしまったことで昔の親友を過去に置いてきぼりにしたままだってことを、後ろめたいと感じてるわけだからね。
画面としてそういうケイタの微妙な気持ちの見せ方が上手くて雰囲気あって、優璃がケイタに声掛けたあとのいちょう並木を無言で歩くとことか、BGMだけ、セリフだけっていう見せ方の間や映像のタメ、またそれをずっとストーカーして(笑)見守ってるセブンの気持ちとかいろいろ見ごたえあった。足下カットは優璃とケイタはいいけどちょっと多すぎかなー?雨の画面ってのもちょっと叙情的に見えて良かったと思う。
しかし桐原が意味なく出てきててずいぶん優しいんだけど、どうしたんだ?(笑)お腹いっぱいで機嫌がいのかそれとも友情エエやないか?今回の桐原、ちょっと良かった。
セブンと同じくなにげにストーカーしてるゼロワンも、ケイタに声をかけない方がいいっていったのは人間のこと相当判ってるってことだよね。あっさりタツローにバラしちゃったのもゼロワンの立場なら問題ないし、ホントのことを知ったタツローとケイタがどうなるのか、人間同士のバディ関係というものを知りたかったんだろうけど、それにしてもずいぶん優しいです。みんなでケイタとゼロワンを見守ってるのか?w
セブンがケイタに声を掛けるのがコワイって言ってたのはケイタがタツローと話ができないっていうコワさとは違うよねぇと思ったんだけど、人間であるケイタの気持ちが判らないからコワいってことかな。だからゼロワンもそれが知りたいのかなー。
ケイタとタツローは明らかにお互いの間に距離がある、相手が変わったこと自分が変わったことをキチンと受け入れてないから認められないって話なんであって、だからそこで関係性に距離が出来てしまったってのがその理由だから、要するにタツローからしたら自分と同じだったはずのケイタがいつの間にか変わっちゃって、上から目線で変わってない自分のことをバカにしてると思い込んでたんだろうけど、ケイタが自分が変わったんだ(やるべきことを見つけたから)ってことをちゃんを認識したことでタツローとの関係を修復することができたから、タツローは納得出来たんだよね。ケイタがウソついてたってのはたぶん、変わったくせにそれを認識してないことも言ってたんじゃないかなあ。それを昔みたいに話してくれないから(といってもケイタ自身はっきり判ってなかっただけだけど)疎外感を感じてたんだよね。
最後、はっきり約束しないままでタツローが帰っても、もうケイタとタツローは昔通りの親友に戻れてるから昔みたいにいつもつるんでなくても大丈夫になった‥‥ってことだよな。ほら天道さんも、同じ道を往くのはただの仲間で別々の道を共に立っていけるのが友達だって言ってたよな。まったく天道さんのいう通りですよ。友情とは友の心が青臭い、本気でぶつかれるケイタとタツローが羨ましいのはセブンなのかゼロワンなのか。ゼロワンかな。早く信頼出来るバディが見つかればいいねー。
そういやケイタって髪形戻ってるよな、いつの間にか前髪下ろしてるよ。