そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ワルキューレ

http://www.valkyrie-movie.net/

ブライアン・シンガー監督が好きなんで‥‥ってことで、ナチスのことは疎いんですが。
トム・クルーズ主演の映画としてはそこそこ面白いような気がするけど(だってトムはカッコいいから)、一般世間にはウケそうにないなあ(^_^;)
ユージュアル・サスペクツ」で大ハマりしてデビュー作の「パブリック・アクセス」もわりと好き、「ゴールデンボーイ」もあれはあれで好き(ゲイものだけどさw)なんですが、続く「X-MEN」1と2、「スーパーマンリターンズ」はそこそこ面白くて画面的にはカッコよくてスタイリッシュで‥‥ってだけで、内容的には普通の大作映画だなあって感じなんですが、どっちかというとそんな感じかなぁ。まあただ「ユージュアル‥‥」的な、情報戦というかそういう緊張感はあって、その辺は面白かったです。2時間くらいだからそんなに長くないし。
一応見てる間ずっとトムってアメリカ人だよなあ‥‥とは思ってたけど、まあ欧米人ほどにはそういう人種の違いって気にならないから、まあいいかって感じ。
たださ、オイラはナチネタって基本的なこと意外殆ど知らないんだけど(ゲッベルスの名前くらいは知ってましたが)そういう人に対してヒトラーがどういう人だとか、この暗殺計画の意味するところとかを説明しなくていいのかなぁ?(この前に40回以上暗殺計画があって、その最後らしいし)
ヒトラー暗殺の必要性とその正義と拠り所になる信念ってのは、この映画で十分判るんだけどさ。そいうとこ不親切だと思うのよ。見終わってそういうのに興味ない人は頭の中通り過ぎて忘れちゃうんじゃないかなー。もともと「ゴールデンボーイ」なんかもナチの戦犯ネタ(だったよな)だから、監督はそういうネタは好きなんだろうと思うんだけど。
だもんで、オレはそういやヒトラーが自殺したのっていつだっけ、調べときゃよかった!と思いながら見てたんですが、それくらいの常識は知ってる相方が見てても面白かったらしいんで、まあ問題はないのかな。一応暗殺は未遂ですね(笑)
まあ見てても、それダメじゃないかなあ‥‥と思うところが多いんで、まあダメなんだろうなとは思ったけど。パンフチラッと見たらこの作戦の一番の弱点が、この主人公のシュタウフェンベルク大佐以外、使える人間がいなかったって、そんなアホな‥‥(苦笑)←だってこの大佐、右手と左手指2本に左目ないんですよ?無謀だよなー
だから、なんで確実にトドメ刺さなかったかとか、そこでビビり入ってランチ3時間も行ってんじゃねーとか、どうして初っぱなに放送網押さえてないんだとか、結局総統支持かよとかいろいろあるんだけど、もうしょうがないよねって感じ。
なので反乱起こしてからの情報のやり取りというか、暗殺したつもりで反乱起こした主人公側と、死んでないという情報で盛り返すヒトラー側で、いかに既成事実で情勢を制するかってとこの緊迫感が見てて面白かったんでいいです。そういう虚実入り乱れた状況の演出とか見せ方はさすが上手いですね、この監督は。ただ集中してないと判りにくいけど。(だってどっちもドイツ軍だし)
それにしてもドイツ軍の軍服はカッコいいです。見た目的にはとにかくカッコいいっす。一般受けはしないと思うけどさ。これからパンフ読んでちょっと勉強します。