そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ゴッドハンド輝#2

http://www.tbs.co.jp/god-teru/
面白かった!トンデモかと思ったけど、このドラマは意外とベタで良心的だった。これくらいちゃんと作ってくれれば、納得出来る面白さです。
輝が普段ドジだろうが、手術の技量が追っつかなかろうが自己管理に欠けてようが、彼が真面目で患者思いで努力してることは視聴者はもちろん、同僚のドクターや看護士たちは知ってるわけで、彼がドジなのに強運と天賦の勘によってだけで院長に目をかけられてるわけじゃないとちゃんと判るような、丁寧な描写を積み上げているのが好感度高いよ。
その上で四宮や北見先生みたいな優秀なドクターが優秀であるゆえに輝の「勘」を認めたくないのは、北見先生が言うように患者の手術というものが普段の心がけに寄るもので、正しい技術を身に付けることで成されるということを知ってるからで、だからこそ輝の天才性に今はまだ懐疑的だというのは輝が自分の意思で「ゾーン」に入れるわけじゃないんだから当然なんだよね。
ゾーン体験って極度の集中による無我の境地ってことだけど、それはもともと持ってる技術や知識を最大限に引き出すってことだから、今回みたいにゾーンの前段階で、輝が前夜見た北見の手術ビデオでコツをつかんでいたという描写が入ってて、それだけでもそこそこの技術であるというのは判るわけだから説得力あるのね。
まあそれでも父親の手術を見たことがない輝が父親と同じ技術で手術をしているって院長先生がいってるわけだから、それはもうゾーンで宇宙意思と交信して父親の霊が乗り移った‥‥ってことでいいんだけどさ(笑)
そういやほくろ癌とか付添の子が具合悪かったとかも、一瞬でそれを見て取れる観察眼はあるわけだし、そこで違和感を感じて気がつくってのはそれが無意識であっても知識の積み重ねだという見せ方はしてるし、そういうのが「天才的閃き」ってやつなんだけど、手術については今のところ「天才だ」っていう描写じゃない、そこんとこをちゃんと区別して見せてるのは、原作付きとはいえ相当キチンとドラマを作ろうとしてるのかなーと思ったです。
今回ラストの手術で四宮が輝に勝負を仕掛けようとしたのとか、予告見るとその辺で次回の輝から四宮への批判になりそうなんだけど、輝の態度としては自分の天才性に気がついてないからこその実直さがポイントだってことですね。そういう輝に現実的な北見を指導医につける院長の思惑ってのもあるんだろうな。
でもって四宮が標準だと言う片岡先生は意外と実力派だと思うに3000点。次回辺りにその辺を見せつけられて、プライドだけは高い四宮が目を覚ますとか?まだちと早いか。
そいや、輝が借りてった北見先生の手術DVD、一枚だけ机の上に忘れてったけど、あれ別に伏線じゃなかったんだ?気にしすぎ?w