そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

岡田将生という人

「T.」の。これくらいの髪形の方が好きなんだけど、彼って天パ?
「T.」の岡田くんについて語ってくれと言われてたんですが、やっと書くヒマが出来たので今ごろ。ついでにウチにあった「cut」3月号にインタが載ってたんでそれも。
若手俳優でAB型ってことで、オレの中ではなんとなくヒロたんや春馬くんとちょっとだけ比べてしまうんですが(語る時の引き合いとしてであって、俳優として比べてるわけではない)、天然で、どちらかというと春馬くんタイプでもっと地に足着いてる感じかなぁ。というかヒロたんは性格が天然ってだけで仕事に関してはあんまり天然型ABじゃないと思うんだけど。
春馬くんは天才だから自分が出来る出来ないってこと以前に、まだあまり意識しなくても十分以上に求められる演技が出来ちゃうと思うんだけど、岡田くんはそうじゃない、もうちょっと自分の立ち位置は考えてる?ってとこでの地に足付いてる感じね。
映画の話で聞いてるんだけど「T.」では内容や裏話的なことも交えてるからちょっと話としてまとまってなくて判りにくいんだけど、仕事のスタンスや演技スタイルについてはホノカアボーイについて聞いてる「cut」の方がハッキリしてるかな。
まとめると「映画は監督のもの」「役と自分は違う」「役に自分を近づけるタイプ」で、役作りは「その人になりきる」らしい。インタビュアーの誘導が上手いせいか言ってることスゲー判りやすいですね。「T.」はもっと具体的なことを深く突っ込んで聞いてるって感じで、演技についての技術的な話とか取り組みとか現場の話としてってとこ。これはこれでなかなか面白いです。
春馬くんのインタはそういうとこを本人がまだ意識してないから(しなくても出来ちゃうから)そんなに面白いもんじゃないのは、本人の素の性格自体自分が俳優だって意識はあるけど、どうも普段の行動とかその辺の感覚がフツーの子って感じなとこもあって、インタで言ってること自体は”俳優インタビューとしては”面白味がないんだよね。
でもって演技について語る岡田くんがヒロたんと違うのは俳優としての自意識がちゃんとあるところで、そこに芯があるから言ってることの筋が通ってるってことですかね。ヒロたんの言ってることはバラバラなんだもんな。水嶋ヒロという存在を楽しむってことでは面白くても、俳優としての面白味はないと言うより、むしろこの人役者の仕事バカにしてるか判ってないでしょ‥‥って話なのは、あまりにオレがいつも言ってるんで割愛w
 
で、岡田くんですが、役に自分を近づけないのは自分の素を見られるのが恥ずかしいからイヤだってことで、最初は与えられた役が好きじゃない、台本を読んで「どうしてそう思うんだろう?」ということを考えて行くうちにだんだん好きじゃなくなっていく、でもやっていくうちに最後は好きになるって、相当変わった役作りだと思うけど(笑)台本は相当読むらしいから、最終的には作るんじゃなくて自分の中に役が入ってくるらしい。それでも「自分は自分、君は君」なんだって。
撮影中の自分の演技については監督まかせで、大事なとこ以外はモニターチェックもしないし、監督がオッケーといえばそれを信じる、自分が異を唱えるのは「なし」。
ある意味、というかいい意味で割り切って役者という仕事をしてるなぁという感じで、そこんとこのフラットな感じがちょっと面白いとは思うんだよね。
たぶんイケパラでそれなりのキャラ付けがあったのに、最初の頃は影が薄かったのもその辺が掴みきれてなかったからだろうけど、クレバーって言うほど賢いわけじゃないけど(例えばサトタケほど考えてはなさそう)、なんかいろいろ天然で自然体って感じなのはどこのインタでも彼のイメージとして打ち出したい通りですね。
というか主演映画で「一番手」っていうのは判ってるけど、自分が引っ張ろうとはしないで回りに支えてもらってるとか、その割に自分中心でなく「自分が安定してること」が大切だと思って仕事してたりとか、状況が見えててやるべきことをしっかりやってるって印象が「地に足着いてる感」かなあ。
プライベートの話が多いJUNONのインタとかだと、ワガママで我が強くて独自性が強い感じもするし、まあそこら辺はABっぽいなぁとも思ったり。ヒロたんの「俺」っぷりってABの皮をかぶったO型気質(でも人当たりはA型)って感じなんだけど、岡田くんってその点でもホント天然なのかなー?それともまだ若いからかな?ちょっとフワフワした雰囲気がナイーブに見えるのか、ホントにナイーブなのかってとこ?
「役と自分は違うから、一緒って言われると悲しくなる(笑)」って言ってるけど、こういう雑誌のインタではいいけど、ブレイクして役柄で見るファンがつくと、たぶん役名で呼ばれることも多いだろうし、違うって言われると悲しがるファンが多くなると思うけど、そこまでにどれだけ自分が確立してるかかなあ。自分より役、映画は監督のものっていう意識だと、本来役名で呼ばれることは光栄っていう役者さんが多いと思うんだけど、そこで今と同じく「でも自分は自分だから」で通せるようなら面白いとは思うけどねw
なんか顔は美形でキレイだし、今ちょうど少年っぽい透明感もあるから映画でじっくり主役とかやらせてときどきTVドラマで顔と名前売って‥‥ってやり方は上手いと思うんだよね。押せば簡単にブレイク出来そうなのに。(あ、今まだ大学生なのか)
そういや事務所ってスターダストなんだね、あそこの若手にしては、というかあの年代のあのキャリアの若手俳優の中では一番待遇良くないかなあ?映画が多いってことはブレイク見越して露出コントロールしてるんだろうし、映画ってあとで見返すのに楽なコンテンツなんだよね。ドラマDVDと違って手にも入れやすいし。(しかも主演に近いからお得感もあるし)
まあ間違いなくここ2〜3年でブレイクしそうな気はするけど、意外と20代半ば以降は骨太俳優系で売りそうな気もするんだよな。柄としてのポテンシャルあるし、体格もいいしさ。演技はまだよく判んないけど。
というか天コケも見てないしホノカアもTVに落ちて来てからでいいと思ってる、一応重力ピエロはおススメられたんで余裕があれば行こうかと思ってるくらいだから、まああんまりオレが語ることもないんですが。
今んとこそんなに興味はないっていうか、オレが引っかかるのって大体ちょっと壊れた変な人って自覚あるからさ。岡田くんは溝端や山本くんやちゃんなかと同じで、地に足ついてて役者としても相当マトモだと思ってるから追っかけはしないなあ。今後もチェックは入れてきますが。そんな感じです。

Cut (カット) 2009年 03月号 [雑誌]

Cut (カット) 2009年 03月号 [雑誌]