そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ゴッドハンド輝#4

http://www.tbs.co.jp/god-teru/
ものすごく時系列を丁寧に追っかけてて、その割にある程度のテンションは保ってるなーと思ったら、珍しく脚本は飯田譲治でしたか。手術中、羊水のつもりの海的な画面演出はともかく、やたらグルグルカメラを回してたり、しまいにはジャズまで流れてきたり、一体これは‥‥と思ったら、そういや飯田譲治下山天って喜多善男コンビか!相方に言われるまであれが飯田譲治だってすっかり忘れてましたよ(^_^;)
全体にはすごく難易度の高い手術のはずなのに妙に見せ方が地味な話なんだけど、やっぱり面白かったー!全体的に見ごたえはありました。ちょっと映画みたいな雰囲気というか、画面の感じも違う気がする。うん、満足。というか、輝が憑依手術しないってのもありなんですね。
今回の話は、手術決定から実施までのマスコミ報道見てても時間経過が判りにくいんだけど、そういうとこの流し方って脚本のクセなのか演出のテンポの問題なのか?ストーリーの流れを切らないからちょっと話が流れすぎて違和感があるというか、ところどころ流れを切ってこっちに考えさせてくれればいいんだけどな。
それなのに手術内容が突拍子もないものなので展開に意表を突かれるんだけど、今回のは、輝の絶対的な幸運の実績がヴァルハラでもそれなりあった‥‥って前程だよね。輝の手際がおぼつかないって描写もないし。ボトルシップは壊したけどw
だから輝の非現実的な憑依手術よりも、彼の立ち会った手術では誰も死なないという絶対的な幸運に頼った話ってことで、そういう前程ってんならいいや。あ、そこが今回のキモか。大体安田院長と北見先生が執刀して、輝に出番がある方がオカシイしな(笑)
それぞれのキャラの最低限の気持ちや見せ方はきちんと描いてるんで文句ないんですが、それでも安田院長の話だけに絞るのはちょっと流れとして変かなーと思ってたら、次回急展開‥‥って、そういやこれ全6回なのか。そりゃそうか、Mr.BRAINが23日からだもんな。
それこそ医局の仲間は最初から輝に敵意なかったし、看護師たちも輝先生のことは気に入ってるので問題ないというか、患者ウケも良いし、他の医者たちがキャラは立ってるけど脇扱いで出番なしなのは仕方ないんだけど、四宮の気持ちの変化や北見先生の輝に対する態度の軟化とかは、間を補完していろいろあったんだろう‥‥でいいや。
輝が人情派なのはともかくとしても、他の医者が厳しいことをいうのも医者だからというハッキリしたポリシーがあるんだし、そこら辺で輝も周りの人間も変に安手の人情話に流さない話作りはドラマとして見てて気持ちいいです。展開としても描写としてもちゃんとかみ合ってて、正しいなあ。
みんなある一定の物語レベルでちゃんとキャラ立ってるし、各キャラそういう細かい描写をしてるからそこら辺はむしろ脳内補完というよりあったという前程で‥‥でいいです。というか普通のスケジュールの全10回くらいで見たかったです。Mr.BRAINなんかよりもよほど。