そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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アタシんちの男子#4

http://wwwz.fujitv.co.jp/atashinchi/
武藤将吾の脚本にしては、今回はすごく面白かった!ホントに本人が書いたんですか?(笑)それともちょっとながらで見てたからダメなところに気がつかなかったのかい?いつもの心無いとことがストーリーレベルでは見当たらなかったと思う。まあ根本的な大本の設定部分が心無いからそこはしょうがないんですが、これくらいキッチリフォローして描かれてれば、気にならないかな。
うーんとね、この兄弟が何だかんだ言いながらも結構もともとの性格は悪くないってのはちゃんと描かれてたとは思うから、(心無くてヒドイのはいつも”展開”だと思うのよ)今回みたいな話でも納得はできるのよ。なんか誤魔化されてる気がするのは、性格が良いってことの根拠はないんだけど、1話からの言動で少なくとも彼らが性根が腐った奴らじゃないってことは判るからかな。
各人跡取りになるならないについての新造さんとの確執は勘違いや思い込みの行き違いから来るものであって、いってみればそれって逆に養子だからってことでもなく、ホントの親子だってあるような話だから、そこんとこが判り合えれば仲良くなれる可能性がある程度に性格が良い奴らってことなのね。
そういうところがハッキリしてるから、力が狂言誘拐を仕立ててそれを千里たちがバックアップするにしたって今までみたいに微妙に不愉快な話じゃないのは、その目的が夫婦仲よくってことと、家族がもっと知り合うためにってことだからだしね。そこから新造と翔の確執も解けて和解する‥‥というのは普通にいい話だと思うし。ま、その相手の新造さんがもう死んじゃってるって辺りのリアクションのなさは、もともとこのドラマの心無さの一部くらいでスルーしてもいいや。千里にしたって人買いまがいに借金の形で花嫁にされたって設定じゃなきゃ、そこまで心無いドラマだってことも忘れるくらいだしさ。(こういとこ、この枠においてコメディ設定がコメディにならないのは一体何が悪いんだろうねえ)
今回はその過程が、力の誘拐ネタ、千里の会社のお披露目、新造と翔の和解がうまくキレイに収まって、大蔵家とネットカフェの人々がそれを繋いでる千里を介してキレイに役割分担されながらも絡んでたってことで、見やすくて話の内容はあるように見えたってのも大きいでしょうかね。
向井リーがかっこいいのは当然としても、ちょこちょこ絡む他の兄弟のキャラも立ってたし、猛はおいしいキャラで小ネタの歌もイイ感じに機能してたしでコメディとしてもちゃんと笑えたし、ホントに今回は特に文句もありません。気楽に見るにしても、これくらいのレベルなら全くOK。結局翔が力を手放したり、千里が社長代行に収まっちゃっていいのかなぁとかビミョーなところはあるけど、まあいいや。
兄弟たちと絆が出来たところで風が悪役っぽく千里のことを暴露しに来たんで、金のための約束履行がどの程度本心でみんなのためを思っての行動なのかって話になってきてこれからが本題だと思うから、やっと面白くなってきたかな?弁護士が意外と何考えてるのかちょっとアヤシイし、あとは風が悪役だからなあw これで次に元に戻っちゃったらガッカリですが。