そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

官僚たちの夏#3

http://www.tbs.co.jp/kanryou09/
今回の話のオチとして鮎川の「オカヤのシャツは破れません!」がキレイに決まりすぎて、ちょっとホロリ。八王子工場なのに何で社長が関西弁だとか言いっこなしってことで?(^_^;)
それはともかくこのドラマとしてはどこへ行きたいのかなあ。
官僚対政治家、官僚同士の人間関係のあれやこれや‥‥は面白いんだけど、対米外交や経済対策として、戦後の日本の発展を「輸出産業」に頼る方針を作ったことが日本経済の将来的な海外依存、第一次産業の衰退や限られた国土での無茶な発展ぶりに繋がったとしか思えない。よく知らないけどさ。
あのシャツ工場見てて、自国で消費出来ない物をどんどん作ることで発展するってことが、どれだけ自分たちの首を絞めることになるのか‥‥と、ドラマの筋とはまったく別の感慨にふけってしまった。一度前に進んだら元には戻れんだろうに。風越たち通産官僚の戦いはともかくとしてさ。
何でそういう方向に発展しちゃったのかなあ。やっぱり真似っ子勤勉国家だから?豊かな国を目指すにしてもそういう方向じゃなければ良かったのにね。というか戦勝国アメリカとしては、唯々諾々と植民地にならないくらい個性が強くて文化程度の高い日本って国の使い方を間違えたんじゃないかなあ。だからといって植民地化はゴメンですが。
牧がいるのがフランスだってのがなんか象徴的。日本はハイテクな江戸時代を目指せば良かったのに。今から言ってもしゃーないか。