そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

JIN-仁-#6

http://www.tbs.co.jp/jin2009/
今回やっと松本良順先生が奥田達士つまり鳴滝だと気がつきました。つまり鳴滝風に言えば今回の話は「おのれ、伊東玄朴〜!」という話ですね。終了。(終わっちゃイカンよ)(というかそれで正しいんだっけ?)
それはさておき。
ペニシリンで相当歴史を変えたはずの仁先生が江戸にいる自分をリアルに感じられないのはわからんでもないと言うか、もう半年経ったの?まあいろいろ上手くいきすぎですが、医学所のあれやこれやって、大学病院だって派閥や人事のあれやこれやあったろうにと思うんですがどうだろう?現代にいたときからすでに(というか未来が植物状態になってから)そういう自分自身の身の回りのことをリアルに感じてなかったんでは?
いやほら好きな人でもできれば欲も出るってもんでしょうが、未来がいたんじゃ‥‥というかあんな写真持ってればいつまでたっても江戸の時代にも馴染まないだろうし、咲の気持ちになんか気がつくわけねぇ。
そういう意味で野風が未来に似てることを知ってる咲の悩みと、そんなこととはつゆ知らずとはいえ仁を気にしてる野風が「お願いする」という形で、二人して仁先生を守ったという今回の話は、大筋ではないけれどいい話でした。吉原から出られないからと行動することを咲に託して祈るだけの野風大夫も、仁先生の危機を知って何はともあれ駆けつける咲も気持ちは同じだよね。というか、その不自由さが逆に「想い」というものがどこに向かっているのかをはっきりさせているというか、そういう意味でストレートなこの時代の人たちの気持ちがピュアに見えるのは当り前なのかも。今回も咲が超健気でカワイかった!
まあ女二人に守られてる仁先生に大沢たかおがあまりにもハマりすぎといいましょうか(笑)やはり現代のドラマでは女が強いというのはデフォルトのようですねw
それにしても咲はあの神社の境内があおか‥‥いやいや、男女の逢引の場だと知っててあそこに逃げ込んだってことですか?武家の娘とはいえなかなか抜け目ないですね(笑)お兄ちゃんもいつの間にか吉原でいい感じになってるし。
えーと、佐分利のメスは、誰かが盗んで置いたなら置いたってそういってよって話だぞ?ヘタレキャラならヘタレキャラでちゃんと言い訳的なことしてくれよ、佐分利〜。
大体名入りのメスなんて大事なもの置き忘れるわきゃないと思ってたし誰かが置いたって伏線シーンあったじゃん。ちょっと混乱したよ。そういう流れは見せてくれないとさ。というかあの首に痣のある男の立場がイマイチよく判りません。誰を陥れたいの?回り回って緒方洪庵先生なの?それとも松本良順?仁先生は関係ないよねこっちは。暗殺はまた別口の仕業というか、多紀医師がいうように蘭方医仲間?
今回ちょっと分かりにくかったのは、歴史をろくすっぽ知らない身からしたら洪庵先生が玄朴さんのいう通りに医学所を辞めるのが歴史と違ってるってことがわからないってことかなあ。だから仁先生の身の振り方がイマイチよく判らないというか、何が正しい歴史でどう変えたのかを示した上で、仁先生の決断が未来にどう影響を及ぼしたのか‥‥を毎回ちゃんと見せてくれないとってのは思った。ハードル高いですが。脚本が判りにくいというか演出的にちょっとポイント絞れてない感じ。今回は平川さんじゃなかったってことは平川さんがよほど出来るのか。
とにかく写真はひとつ戻っちゃいましたが、事態は進んでるってことかなー。未来が青いセーター着てる公園っぽいところの写真はあれ、もしかしてもう結婚してる二人ってことかな?黄色いセーターのはプロポーズ記念だと思ったが。(もしかしてよく見ると指輪してたりするんだろうか?)仁先生は何をして進んでるとか進んでないとか思ってんの?(笑)ともかく胎児がどんどん近づいてくるのはどういうことなんでしょう?「平成二十二年」の十円玉の謎は !?
ああそれにしても龍馬がカッコよすぎ!欲があるから前に進めるとか、話の細かいところは判らなくても人の感情の機微は敏感に嗅ぎつけるその嗅覚といい、野生の勘?野生児?何もかもワイルドすぎるぜよ!