そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

僕の初恋をキミに捧ぐ

http://bokukimi-movie.jp/

いくらなんでもオレが岡田まー見たさにこの映画を見に行くとは思わないよね?(と、一応みなさんに確認)
友達からタダ券貰って、オレが見に行く義理もないんだけど一応見に行ったのですよ。(本当に見に行く義理があるのは友達ですが、忙しくてそんなヒマないらしいので)ヒロインが北乃きい井上真央かもよく判ってない状態で行ったけど、真央だよな(^_^;)
原作読んでないけど原作からしてこの主人公たちがDQNなのは間違いないので、もー見てる間そこに関しては苦痛だった。子供の頃の話の時点で子役の子がもうDQNな言動を‥‥( ´Д`)そして大人になった彼らも十分言動はDQNです。ホントに。つかあれをDQNだと思うかどうかって、なんかの踏み絵だろか?(苦笑)リア中高のお嬢さんたちはあれ、普通だと思う?オレは思わねーので、もうまったく感情移入出来ません。高校の入学式の代表挨拶で突然個人メッセージ(しかも彼氏に&全校生徒に恋人宣言!)騒動やって平気な高校生男女というのは頭オカシイと思います。
つか全寮制の名門校って設定がそもそもあれだが、生徒たちはとてもそうは見えない程度の低さ。
そうそう、生徒に窪田正孝細田よしひこがいて、細田くんは自称学園のアイドルのキモイカッコつけ野郎を大変すばらしくキモく好演してました。やっぱ上手いなーw 窪田くんも大体いつも通り。チョイ役のわりに出番は結構あるかな。
そんな雑感はともかく、でも映画としてはよく出来てるいい映画だと思うよ。画面も思ったよりキレイだったし。
ちょっと前振りが長くて退屈した‥‥ってのは子供時代の話からして尺取っていいって言われてんのかなーってくらいに、よく言えば大変丁寧に描写してます。本当に主人公二人がDQNでなければもうちょっと普通に面白く見られたんだけどなー‥‥と思うんだけど、原作がDQNからしょうがないか。
オレが見ても映画としてマトモだって思うってのは、ストーリーはまあ少女漫画なんで特に突込まないけど、気持ちと感情の流れとして正しくて、それが主人公たちの言動がDQNだってことと関係なくちゃんと描写されてるからなんだよね。
宣伝映像とかで流れてた、ヒロインが「お願いします!お願いしますっ!」って土下座してるシーンはストーリー的にはクライマックスというより泣かせどころとしての盛り上がりなんだけど、あれが当然だと思えるんだよね。オレもちょっとがんばれと思ってしまったくらいに。もちろん映画館の若いお嬢さんたちはダダ泣きですよ!(あと平井堅の歌がヤバいらしいw)
主人公カップルのDQN言動が‥‥というか、リミットがあるから別れる別れないの話だけど、そこら辺で彼らの表面的なやり取りがよく判らないとこもあるんだけど、むしろそれなのに気持ちの描写は納得できるって、なんかのマジックかと思ったくらい。何でかなーと思うに、やっぱり岡田まーと真央がちゃんとわかって演技してるから‥‥としかいいようがないんだけどさ。
だってさ、この年代が年がら年中恋愛原理主義でそれがある意味大人からしたらバカみたいってのはあるにしても(女の子のマユはともかくタクマもって‥‥いやリミットがあるから、だよねw)、キャラの性格設定はあるけどキャラの奥行きってまったくないんだもんよ。なんでコイツらそんなに恋愛至上主義なんだ?と逆に不思議に思うくらい。勉強しろよ。
だから本当にこの映画でもったいないと思うのは、主人公たちがDQNである必要がまったくないってことなんだよなー。
「恋空」みたいにDQNカップルだからあれが純愛に思えるとかいう類いの勘違いに見えないような映画になってるのは、脚本と監督が相当気を使ってる気がするんだけどさ。
主人公たち以外は、友達も周りの大人の対応も納得できるし(恋空のDQNぷりとは比べ物にならねー)、輝さんのやったことはちょっと微妙だけど、彼女の事情をもうちょっと描いてたらそれはそれで納得はできそうだし。
そういう意味ではっきり言えば主人公カップルがセックスする必要もないんだけど(しかも夜中の弓道場とかでやってますよ、アイツら!半分外ですよ!)、携帯小説よりマシとはいえ、そういう生っぽいことを入れなきゃ該当世代にはリアルに思えないってのは仕方ないのかなあ(苦笑)憧れも込めてって意味で。(だってエロ推奨時期の少コミの連載漫画だもんな、そりゃ入れなきゃw)まーあった方がいいとは思うけど。
オレにとっては退屈だったけど(時間がもう30分短ければともかく)、映画としてはよく出来てていい映画だと思うし、若い子がダダ泣きするのはよく判るよ。この映画については若い子は泣けると思う。あ、でもドナー推奨映画ってのはそんなに強調するほどのことでもないんじゃね?単に相手の家庭にも感情的な事情があるし、そういうとこで思うようにならないこともあるってだけの話だし。それともそこが大事なのかな?
いいけど最後のデートの一連のシークエンスは、てっきり死んじゃったタクマの幻とデートとか、マユの妄想とかそんな話かと思ったのになー(世に奇じゃねーよ)
ところで途中から岡田まーの髪形が天パに戻ってるのは何でだろ?他の仕事との兼ね合い?パーマとか言ってるけどw