そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

不毛地帯〜#8・雑感

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fumouchitai/index.html
イマイチ乗り切れないまま何となくながらで見てる民放版大河ドラマって感じの不毛地帯ですが、好みの役者はいっぱいでてるのに何だか真面目に見る気になれないんだよなあ‥‥と思いつつ、まとめて見てたらなんでかちょっとわかったのでメモ。“好みの問題“といっちゃえばそうかもしれないけどね。
その前に今週の8話目で壱岐の奥さんが死んじゃったけど、日中の番宣スポットを目にしてたから死ぬんだろうなとは思ってたけど、どうしてかオレは脳卒中で死ぬんだと思ってたからいつ倒れるんだろうとヒヤヒヤしながら見てたのに、まさか交通事故とは‥‥ってことで意表を突かれたよ。あそこで壱岐が呼び止めなけりゃあなぁ。
 
まあそれはともかく、「官僚の夏」よりは正しく作ってるドラマだとは思うんだけど、何となく官僚〜の方が面白味が合ったような気はする。官僚のドラマとしての出来の酷さはたぶん作ってるスタッフの能力不足の見当違いってことだと思うんだけど、やりたいことは何となくわかるから。不毛地帯ってただただ真面目なんだよねー。(オレ、あんま真面目なだけのドラマってそんなに好きじゃないからさ)
何が真面目かというと大河ドラマって一人、もしくは複数人の生き様を描いた群像物だと思うんだけど、そういう物語って、その中で縦糸として主人公の生き様を見せつつも、横糸の複雑な人間関係の絡み合いで話が成り立っていて、ときどきの予想外の出来事でアクセントをつけつつ、最後にどんな模様が織り上がるのかが面白いわけで、そもそも物語として成り立つ前提が「さまざまな出来事が次々と起っていく」ってことなんだよね。まあ大河風の昼ドラもある意味そうですが。
だからTVドラマとして毎回何かが起こるのは当然だとしても、あまりにそれを真面目にやりすぎて想像の余地がないというかドラマとしての意外性がないように思うのよ、オレは。
つまり劇中でいろんな出来事が起るのは、ドラマとしてまず当り前なのよね。それがあまりにも「何かが起こる」ってことで予想通りだとツマンナイじゃん。そういう意味で、このドラマのスタッフは真面目に作ってるんだろうけど真面目すぎてあえて「これを映像化することの意味ってなんだろう?」って思うんだよね。豪華キャストのドラマ‥‥ってだけじゃないよなあ?これならよく出来てる昼ドラの方が面白い気がする。
キャストにしてもどうも起用が予想通り、予想の範疇内で面白味がないというか、この人がこのキャラをやるのは納得‥‥って感じなのがツマンナイ。
こないだ、キャストは超好みなんだけどと言いながら初っぱなでリタイヤしたらしい友達と話してて、「松重さんとエンケンを同時に使われても混乱するw」とか、「竹野内は好きなのに、あの役は竹野内じゃなくてもイイじゃんとしか思えない」とか、「あの阿部サダヲは違う」とかいろいろ言ってたんですが、まあそういうことなんだよなあ。
話自体は駆け引きが多い上に対立構造がハッキリしてきたからここんとこは面白いような気はするんだけど、流して見ててもわかる程度の展開だから、やっぱりそんなに入れ込めないというか。仁ほど真面目に集中して見ようって気にならんのだよな。何がイカンのだろう。まあたぶん脚本でのエピソードの切り取り方の問題と演出だと思うけど、全体にメリハリないんだよなあ。Pの仕切りの問題もあるのかな。
まああとオレはたぶん、どうもこの壱岐正って人がまったく好きになれないからってのもあると思うけど。この人の生き様に何か爽快なものとか心打たれる物が感じられないんだけど、どうしてこんな主人公なの?むしろちょっと屈折してる鮫島さんの方が面白いんですけどw
 
それはともかく、4月6日にやったフジ開局50周年記念番組「SMAP PRESENTS ドラマの裏の本当のドラマ」で、すでにうろ覚えだけど(ヒロたん絡みだから録画は取ってありますが)、確かクイズで優勝した木村くんが、フジの“何かのドラマ“で主演をする唐沢さんと共演出来る権利をもらったような気がしましたが、あの約束は果たされるのかしらん?その時は唐沢のドラマが不毛地帯だとは言ってなかったし、確かそれ自体木村くんがクジ引いて唐沢さんを当てたんだけど(つかどう見ても仕込みだと思ったけどさ>ドラマの出演者なんかすでに決まってるだろうに)それ、どうなるのかなあ?(笑)
せめてクサナギ辺りならドラマ的にはレギュラーで出してもいいくらいだろうに、木村くんじゃあテコ入れ時期に出てくるゲストキャラか?w