そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

神南署安積班

神南署安積班 (ハルキ文庫)

神南署安積班 (ハルキ文庫)

相方が友達から延々と今野敏の本を借りてるようで、安積班のってこと出なぜかこれだけ渡されたんで読んでみた。
神南署の話はベイエリア分署と新ベイエリア分署物の間の何冊かと短編集のこれで、この短編集の中にもドラマの元ネタっぽい話は結構ありました。
が、全体には短編集ってことを置いといても、これは完全にキャラ萌え物です(笑)事件というよりキャラメインで話進めてるから、いきなりこれってのはちょっと取っ付きとしてはよくないんだけど、軽い話ばかりなので何とか。
ていうか、原作とはキャラ設定からしてかなり違ってて、原作好きの人にはドラマが評判よくないという話も聞いたし、原作読んでる相方からすればドラマはどうもキャラが違ってて見る気になれんって感じらしいが、オレなんかドラマから入ってるから逆に原作のキャラの方が違和感でした。なんというか、ドラマの方が安心して見られる感じ。
長い話で見てないからかも知れないけど、キャラのバリエーションとかキャラ造形として原作はあまり好きじゃないなあ。須田や桜井はほぼそのままって気がするけど、他の人は、うーん‥‥特に村雨とかさ。
短編集で事件ネタでなくキャラの行動中心な話のせいもあるけど、言ってはなんだがこの本、キャラ萌えの二次創作小説みたいなんだよ(苦笑)
だから、同じネタというかネタ元?っぽい話があると、よくこの原作の話を生かしつつドラマはちゃんと事件メインの安積班が活躍する刑事物ドラマに仕上げたなあ‥‥と感心します。マジで。
たぶん長編の方は普通に面白いんだろうけど(だからドラマ化してるんだろうし)、神南署の安積班もの‥‥ってことで読むと、相当ガッカリする気がする。
この短編集自体は新ベイエリア署シリーズへの繋ぎとしての一冊っぽいけど、なんかそもそもそういう人事ってありなの?ってとこからよく判らん。男のドリーム?(笑)
というか普通男の作家ってストーリーとか世界観に拘る人が多いと思うんだけど、この人は確実にキャラメイン、キャラ萌えの人だと思うなぁ(笑)