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何気にこのドラマってちゃんと手をかけてるよね。再現シーンや説明シーンに手を抜かないっていうか、全体にはチープっぽくてもこういうのはやっぱり安定してるなあと思えるよ。
プライドの高い女性一般職の転職に田口（＠ウェンツ）の恋愛話をかけてて、根本的に転職と恋愛は違うんだけど、意表を突いた人材確保・派遣ってことと、好みじゃないのに付き合ってみたら意外と気が合ったっていうありがちなネタでの対比は、実際的な発想の取っ掛かりとして上手いマッチングだよね。これ、脚本があの荒井修子のわりにちゃんと筋は通ってるというか、原作がいいのか？話の展開はスゲー上手いよ。
そう、恋愛なら好みじゃなくても付き合ってみたら意外と上手くいったってのはよくありがちなのに、転職だと絶対自分好みじゃないとダメ！って頭があるんだよねー。恋愛でいうと見合いってことか？釣り書きに釣られたら実は‥‥ってあるよなー。こういうドラマにブラック企業は関係ないからそれはいわないけどｗ
恋愛じゃないから軽い気持ちで付き合ってみればってワケには行かないけど、そこを転職希望者と求人企業の両方もしくはどちらかに対して意表を突いた紹介をする発想のノウハウ、それを納得させることが転職代理人の腕の見せどころ‥‥というこのストーリーラインは上手いよ。そこに絡むキャラのお陰で話も面白くなってるし。
やっぱり無用に世話焼きだけど現状の会社の実体に疎いっていう真々子のキャラが生きてるなー。実情知らないゆえの微妙に押しが弱いところを上手く海老沢がフォローしてて、適当に見えるのに切れ者って印象づけてるのも上手いし。
実際あそこまで手をかけるか、例えば食事会やアポの時間浪費に対して誰がその経費を負うんだってのはともかくとして、どんな不況でも、つか不況だからこそ意外なところに優秀な人材があぶれてて、そういう人を欲しいと思ってる企業は意外とあるってことだよな。
真面目な話、不況だから仕事がないっていってる人って、能力がないか適性がないかじゃないかって気がするんですけど。嫌々やってる仕事ややり甲斐のない仕事なんて楽しいわけないし、そんなところで能力が生かせるとは思えないよ。能力がないんじゃなく生かせてないってことですが。そういう意味で仕事運がない人、転職で必ず間違った判断をする人って確かにいるんだけどさー。（友達にもいた。条件に釣られてなんでか毎回変なところに就職しちゃう人＞そして失敗）スイマセン、現状転職関係ないオレが言いますが。
あとこういうドラマのモブキャラ同僚っつか、話のメインじゃないんだけどキャラが立っててそれなり毎回出番があって動いてるってのはテレ朝のドラマって上手いよな。モップガールとかもそうだった気がするけど。
海老沢の受け売りなのに、ちゃっかり自分の意見として説得材料にしちゃってる真々子の面の皮の厚さも（突っ込まれないけどｗ）キャラ的にハマってるんだよなー（笑）
