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ううーむ、初っ端から前後編で重い話を持ってきたなあー。面白かったけど。
前編の殺人事件って結局谷本巡査殺しには直接関わってない分、後編のために詳細を隠してたせいで粗い話になってたのは残念だったけど、谷本さん絡みの話だとすれば前振りだよね。だから後編はこれでOK。（これってオリジナル話なのね＞wiki）
交番の同僚が鈴木浩介ってとこで単に脇キャラじゃないだろう‥‥と思ってたとおりでしたが、思ったより重要キャラだよ。そういう話かー。
というか、話としてはすごく面白かったんだけどその分やりきれん。立原たちも突っ込んでたけど、奥寺巡査が自分が殺してしまったことをすぐに明らかにしてれば谷本巡査は自殺なんかしなかっただろう。でも谷本さんの自殺もずいぶん身勝手で短絡的な話だし、本当に倉石の言うとおり何があっても子供より先に死ぬことを選ぶのは間違ってるよ。
父と娘の関係性もなんか悲しくなるばかり。同じく谷本さんと奥寺さんたち交番の同僚たちとの関係もさ。谷本さんにとってはどっちがより重いってのはなかったんだろうけどさあ‥‥せめて絵梨華ちゃんがお父さんの電話に出てくれてればと。でもやっぱ奥寺さんの方が悲しいな。警官を続けたかったから言えなかった‥‥って一見いいこと言ってるようだけど、こういう時ってどうして判断を間違うのかなあ。聞いてる立原や坂東刑事も気がめいるだろうよ。
殺された警備員の前科聞いてまさかそこ？と思ったけど、そういう警察官の使命は使命として、もうちょと上手くフォロー出来なかったのか‥‥ってのも、なんとなく鈴木さんの役作りとして、まだ若い正義感にあふれた真っ直ぐさが見える警官だってのがやりきれんのだよなあ。だって倉石に問い詰められてるとこや立原たちに取り調べ受けてるとこでボロボロ涙こぼされても、泣くな！としかいえんしよー。
そもそも絵梨華ちゃんが万引きなんかするから‥‥とは言わないけどさ。彼女もどうしてお父さんの気持ちをそこまで理解していなかったのか？あれだと単に頭が悪いからにしか見えないんだけど、そうなんだろうな。男親の子育ては難しいね（ ´∋｀）
全体に何だか負のスパイラルの積み重ねみたいな結果の話だったけど、倉本の絡みっぷりというか事件との距離感が丁度よかったんであんまり深刻な風ではなかったかな。知り合いだろうがそうでなかろうが、死んじゃったらみんな仏さんか？
いやホントならもっとどうしようもない話のはずだけど、これってある意味倉石さんの天才っぷりを見るものだからなー。天才だから閃きで結果だけ見て何か違うのは最初からわかってても、他の人に上手く説明出来ないし、結論だけいってあとは自分で考えろじゃ、一ノ瀬だって腐るよなあｗ 天才は周りにフォローしてくれる人がいないとねえ。そんな天才・倉石検視官の根こそぎ拾う精神の一端も垣間見た話でした。つか「根こそぎ拾う」話ってシーズン1にもなかったっけ？
シーズン2の倉石さんは飄々としてるというよりなんだか超然としたキャラになったような気がするよ。気のせい？あ、シーズン1の亡妻の一件の立原さんとの確執がなくなったからか？ちょっと人間味は薄れたかなー。その分プロフェッショナルって感じで鋭さは増してて、まあそういうところもカッコいいんですが。
でもって益岡さんの五代部長の散髪屋のシーンはお約束なんですか？次回予告にもあったけど‥‥そういう人だってことにしても何のために？ ( ﾟ＿ﾟ) ちょっとまだ見えないね。
