そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

ブログ、感想は見た日の分にアップしたいので過去ログがいきなり埋まってることもあるってよ。

ゲゲゲの女房 4週目「さよなら故郷」

http://www.nhk.or.jp/gegege/
「いかり」「いたつ」に続き「げげる」ですか。なんか人類を滅ぼす古代人の何かみたいな名前ですね(笑)
今週は婚礼から東京の茂の家にやってくるまで。
東京オリンピックの3年前って昭和36年ってことになるのかな、その時代、一週間前に初めて会った人と結婚して即東京行きってのは相当無謀だよなあ。もっと前なら逆に初めて会った相手と結婚して知らない土地に嫁ぐってのも、そんなものかってことだったかもしれんけど。それこそ今生の別れ的な。
いくらなんで早すぎる結婚展開と、島根から東京というはるか遠くに嫁ぐ娘と家族の、普通ならしんみりするような話をすべてぶち壊すヘンテコな村井家の人々(笑)しんみりシリアスになりすぎないこのバランスいいなあw
村井パパは東京の大学に行ってるんだし、茂だって東京に出てるんだし、あの頃別に東京に行くこと自体はそんなに大変なことじゃなかったはずだけど、*1 飯田家の描写だけ見てるともっと古い時代、もしくはものすごい田舎の人って感じるよな。だからこそ飯田の家族の繋がりとか思いやりとかが印象深くて、その後の列車での布美枝の心細さとかそういう気持ちの描写に生きてるってのがうまいって感じ。なんか脚本としての伏線とかうまい展開のお話っていうんじゃなく、登場人物の気持ちの描きようが自然で気持ちいいというか。婚礼の時に布美枝が茂の義手に思った気持ちもそうだけど。
でもその締めが調布のボロ家、しかも墓場つき‥‥ってのは、そこまでの布美枝の気持ち考えると気の毒過ぎて笑っちゃうんだけどさ(苦笑)ひでえなあw イタチの人もずいぶんだと思うけどさ。
そんな布美枝の心細さやあの何も無いボロ家での、何から手をつけていいのか分からない様子のわからなさはスッゴイわかるだけに、何気ない村井パパの「ついでに歌舞伎座を見に東京へ行こうかなー」ってのがノーテンキすぎて笑っちゃうよ(笑)そんな余裕があったらお金でも包んでやれよ、パパーw
その辺ひっくるめて、飯田家と村井家の対比というか、あのヘンテコ家族あってのもうすぐ四十のヘンテコ息子な茂の構わなさと、昔気質の家でそれなり大事に愛されて育てられた布美枝のおっとりさ加減ってのは案外丁度いいのかなあと。現状に不平不満を抱かない布美枝を見てきたからこそ、あの状況でも大丈夫じゃないかと思わせるとこで今週は終わり。
でも来週はもっと大変そう?実質貧乏新婚生活スタートだよな。当人たちはそうでもないけど周りがうるさそう(笑)
それにしても向井りーがカワイらしすぎてどうしましょって感じ。つかどうしても向井りーそのまんまの二十代後半くらいに見ちゃうんだけど、もうすぐ四十だよなw でもきっと水木さんってあんなんだったんだろうなあと思わせる何かはあるよなあ(笑)

*1:ウチの親父もそれくらいに高知の山の中から東京に出てんだよね。まあ大学じゃなく自衛隊で空挺ですが。つかなんとなく村井家みたいなヘンテコ親父なので、ヘンテコ人の子供はヘンテコになるってのはよくわかるよ!