http://www.fujitv.co.jp/C-273/index.html
塚本カッコいいなあ！宮迫なのにｗ
このドラマのキャラの役作りって、演出指示なのかなあ、それとも役者裁量で決めてたりするのかなあ、深沢のカラフルファッションとかスゲー気になるんですけど（笑）
んで、ドラマは千山事件関連の飼育動物殺傷事件の後半。
なんかもーねー、久々フィクションのドラマの犯人に本気で憤りました。そして沢井春菜（福田麻由子）を本気で可哀相だと思いました。可哀想で泣ける。
犯人は動物飼育なんちゃらのあの職員でしたが、それに気がついて止めようとする春菜のパソコンスキルはスゲーとかってのはツッコミなしで。今の高校生ってあんなにスキル高いのか？ (^_^;) サイトに犯行予告残してたのは犯人‥‥ってことでいいんだよね？
春菜の行動が、高峰さん言うところのサバイバーズギルトではあるんだけど、小学生の子どもが自分のせいで友達が事件に巻き込まれて死んでしまったことの罪の意識、しかもそれを誰にも言えなかったのはその片想いの男の子も死んじゃったからだと思うんだけど、その悲しさと罪悪感の重さで泣く春菜の涙をみて、千山事件の犯人と同じように弱いものを殺してみたかった、動物だからいいだろっていう軽い気持ち、しかもその理由が「おもしろいから」という飼育推奨会の職員は本当に外道だと思う。3年ですまさないで欲しいなあ、死ねばいいのに！そういう人間がずっと、事件としては「動物だから」ということで放置されていたという状況は本当に恐ろしいと思うよ。
ドラマとしては前半は単なる動物殺害事件だから捜査がいい加減だということに突っ込みつつ、それによって心に傷を負う子どもたちや、そのこと自体に心を痛める周囲の関係者たちのことを描いてて、そういうのを丁寧に拾い直す捜査をすることで特命課の刑事としての使命感や正義感、そういう気持ちを汲み取れない人間はあそこにはいないというスタンスで見せてはいるんだけど、この事件の問題ってやっぱり人が殺されたんじゃないからといっていい加減な捜査で放置されてることが、未解決事件どころか別の犯罪を作り出してるってことだよな。実際的には難しいんだろうけど、それが現実に事件に繋がらない保証はないってのは、春菜が刺し違えてでも大きな事件にしようと思った（それ自体が自罰的行為だろうけど）とか、未解決のまま放置された動物殺傷事件の犯人の対象が子供に向かない保障はないってことだと思うんだよな。千山事件の犯人だって最初は子供殺そうとは思ってなかったのかもしれないし。
犯人の職員が思ったより正気なのが、本当に頭おかしいと思うんだけど。正気に見えるからタチ悪いんだよな。正気で言ってるから最悪だし、事件として根が深いと思うんだよ。前回どういうつもりで犯人捕まえろとか言ったんだろ。
その犯人の「殺す理由」を知った春菜がまたトラウマにならなきゃいいなあと願ってやみません。たまらんよなー、理由が自分の涙だってのは。こんな犯人のために今までの5年間、これからの何年かを棒にふるなんて。変態や変質者は本当によくわかんないとこで心のスイッチはいるから、ないとは言い切れんよなあ。ホントに腹立たしい。
まーちょいと話自体は、脚本は面白いんだけど演出的にメリハリが無いというか起伏が乏しいというか、前回みたいにそれでもまだわかりやすいポイントがあればいいんだけど、そこら辺が焦点絞れなかったのか、どっちか選べなかったのか、同じ比重で描いちゃったせいで何だかのっぺりしたふうに見えたのが残念。うーん、どちらかというとベタだけど春菜の気持ちで盛り上げた方が良かったんじゃないかなあ。
春菜がどれくらい傷ついてて、こんな死なばもろともの自分を罰する手段と事件の解決を兼ねた決断をするに至った気持ちを桜木目線で語るとか。春菜がわざと目撃されるように現場付近をうろついてたってのも、はっきりそのためだっていった方がいいと思うし。深沢のいう「不自然さ」のことだけど。たぶんこれだとわかんねー人いると思う（苦笑）←自分を犯人に見立てて動物殺害事件の再捜査を期待したんだけど警察がやってくれないから自分が犯人を刺す、もしくは刺されて殺人事件になることを期待したってこと‥‥だよね？
桜木は相変わらずやってることは地味だし、塚本はカッコいいけど桜木のサポートにしかなってないけど、村西さんの気持ちとかも良かったし、スゲー面白かった。
今回の事件の扱いって、このドラマ的にはすごく大切な事だよね、たぶん杉並誘拐事件に被せてくるんだろうけど‥‥と思うとちょっと期待。なにげにこの話の最初と最後がちゃんと未解決事件の関係者への確認作業で締めてるってのが、ドラマとして意識高いなあと思うんだよな。
あと気になったんだけど、科捜研で顎に冷えピタみたいなの貼ってた人はいったい何なのかしら？なんか事件でもあったのか？ｗ
