そこがミソ。-ドラマや特撮感想などを気ままに

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龍馬伝#30「龍馬の秘策」

http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/
リアルタイムで見られるときは地デジで見るんだけど渡辺さん回でよかったー。やっぱ画面は美しいな龍馬伝は。
そしてやっぱり遠藤さんが演出だと面白いなあ。久しぶりに見ごたえあったし、龍馬もまともに見えたよ。おかしいなあ、なんでいつもはインチキな人に思えるんだろう?w
手法的に人物の目線から追っかけてる演出が多かったけど、見せたい話の展開とその人物の目線がリンクしていろいろ行間を語ってるし、全体通して龍馬たちが薩摩に連れていかれる期限までに彼ら自体が独り立ちというか、成り立たなきゃ、成り立つためには商売をやらなきゃという流れで緊張感があって良かった。
というかでも主題は商売をして金を儲けるってことじゃなく、志があってもそれだけじゃ実際の事を成すことは出来ないという現実を前にして長崎の商売人のしたたかさに学ぶって話で、薩長連合の元を思いついてそれを実現させようという話にちゃんまとまってたせいかな。こういう風に「かすていら」作りに勤しむイケメン三分クッキング(>公式)をやってても大筋は外さないよなあ、渡辺さんは。もー断然渡辺さんびいきだぜ、オレは。
というかあの描写は単純に可笑しかった(笑)なんで上から?というかカステラ作り、いろいろおかしすぎて和んだー(笑)つか長次郎は元饅頭屋なんだから、もっと上手く作れよ!レシピは!?
そして相変わらずカッコ良すぎる高杉晋作伊勢谷友介)たちのいうことをもっともだと思わせる存在感もさることながら、いつもだと風船の如き龍馬の現実味のない理想論じゃなく、長州=高杉のいうことはちゃんと身がある感じだった。
長州の攘夷の理由が高杉自ら上海の現状を見て、しかも仲間もイギリスに留学をしていたからこそ日本が勝てるはずないという実感を持っているからだというのは、このドラマで初めて説得力ある流れじゃないかと思ったけどー?w それとも言う人によるのか?
そういう現実としての事実を知って、でもその長州であっても幕府には勝てないだろうということを脱藩浪士の池内蔵太桐谷健太)にはっきり言わせてるのも、その前に池内のバカ描写があっただけに(あもーあいつバカ!バカすぎ!w)よけいにシリアスに感じるし。こういう展開上の対比の見せ方、好きだなあ。だってそこで龍馬が現実の状況の重みを知るって感じだったし。こういう演出が好きなのよ。
大浦慶(余貴美子)とのやりとりも、ウサン臭くてよかった(笑)いかにもひと癖も二癖もありそうなあの商売人たち相手に、「運を持ってる龍馬」がちゃんと説得力あったし。
まあ相変らず西郷どん薩長同盟を直訴する龍馬の言うことはあんま説得力なかったけど、あそこのBGM、ときどき使うけどあの曲好きなんだよなあ。つか、龍馬は一体何の根拠があっていつもそんなに自信満々なのか?そこんとこは確実に山師っぽいw
お元(蒼井優)は所作は現代的すぎるけど、逆にスパイだと思えばそれもなんかOKというかカッコいい感じ。蒼井優上海バンスキングな感じの女スパイの話が見たいなあw
あ、弥太郎はなんかうまいことやって市内に引越し?つか家族総出じゃん(笑)あいかわらず顔芸が馬鹿すぎておかしすぎる!