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脚本：宮藤官九郎 演出：土井裕泰
ああそうだ、前回葉造の奥さんが亡くなったわけでなく、福島でちゃんと生きてるって事実が明かされたんだっけ（笑）なので葉造の奥さんの千鶴子さんがやってきてうぬぼれのお見合いに。いいけどお母さんまで「うぬぼれ」って呼ぶって、どうなのよｗ
今回のドラマは、全体の展開見ながらいろいろ細かいことを明かしていくってのも、ストーリー構成がきっちりできてる感じ。
そしてうぬぼれ氏が理恵の前カレだって知った冴木氏のグダグダっぷりと、お見合いだと聞いて妙にハイテンションになる感じ、なんかリアルな‥‥（苦笑）
里恵は里恵でうぬぼれの「優悦感がエプロン付けて焼きそば焼いてる」って表現もどうかと思うけど、状況は至ってシリアスなんだよなあ。普通ならスゲードロドロな三角関係のはずなのに、深刻なのは当人たち、特にうぬぼれってだけで、なんか全然深刻に見えないし（笑）
そして、うぬぼれの女好き、もとい惚れっぽさがすでに超能力超えてる（笑）見合い相手の写真には反応しなかったのに、事件を起こした途端に好きになるって、すでになんか別世界の法則で生きてないか？（笑）つか、うぬぼれと周りの人間はうぬぼれの能力に気がついてるんだよな？どう考えても犯人じゃん。単に写真と実物じゃ違うから‥‥としか捉えてなかったのか、今回はｗ
そして見合いの席でのうぬぼれ、もとい長瀬のひとり落語！タイガー＆ドラゴン！（笑）
それはともかく見合い相手の地味めな知世（光浦靖子）の父は警視庁総務部長で本田博太郎！え、加賀美父？（それは仮面ライダーカブト）
それはともかく事件の方は、本当に栗橋先生の教え子キターで、しかも先生覚えてないし。というか視線に気がつかないセンサーがない先生鈍すぎ失礼すぎって話だしｗ 先生に運命の女は現れないよ、きっとな。
てゆーか、全体に今回は栗橋先生に憧れてた教え子が、栗橋先生の口説きテクの「八百屋お七」話と「ヤンチャしてた頃のビリヤード」を知ってる必然性があるからこそのって感じ？「 I am I 」でのレクチャーでうぬぼれがそれに気付くってのが説得力ありすぎな脚本だよな。
というか八百屋お七はうぬぼれの勝手な思い込みで、消防士さんはまったく関係なかったけどな。でもひょっとして世田谷通り署の管轄で事件を起こしたらうぬぼれと恋に落ちますか？（笑）自惚れ過ぎて愛が重すぎるうぬぼれ氏でもいいんですけどｗ（マジ）
それはともかく「しょっぱい女に甘い言葉をかけると絶妙な味わいになる」というゴローちゃんが意味分かんないという栗橋先生の著書の内容というより、むしろそのクドカンの発想が変。あながち間違ってはない気がしなくもないけど、絶妙に変ｗ
もともと栗橋先生に片思いだから見合いの延長のうぬぼれのプロポーズを断って、結局放火の犯人として追い詰められても、うぬぼれの再プロポーズも、娘を犯人にしたくないというお父さんのお願いも（オイオイ）、うぬぼれ母の命令も断るにしても、栗橋先生が好きだからという理由がある以上、納得すぎる結末。
地味めな女に結婚を迫る「さあ！」×３は絵面として面白いけど (^_^;)
というかさ、知世さんってそこまで周りくどいことやるくらいなら直接告白すればよかったんじゃないの？何がしたかったんだというか、そういうのってすでに「心の闇」じゃないかと思うんだが。放火犯の心の闇だよ。もちろん先生に責任がないことはないと思う、心情的に（苦笑）
それよりさ、お見合いで自分のことより好きになった相手のことを知りたすぎるうぬぼれと、結婚にあたって奥さんの里恵のことを何も知らない冴木氏（久しぶりに汚い板書、しかもなぜ屋上でｗ）と、結局出てっちゃう里恵‥‥ってのはどうなるのか、というか里恵が何したいのかさっぱりなんだけどさ。葉造の退職金の使い道の信号機の音声に、何十年もそこ通っててまったく気がつかない千鶴子といい、なんかそこら辺のクドカンの言いたいことが出てて面白かった。というかまだ中途半端だから、この顛末って当然次回にも引くよな。あと二回か。どうなることやら。
うぬぼれ曰くの下劣コップ→下衆コップ、うぬぼれは里恵相手だと惚れた弱みで理恵の方が立場が上だから卑屈になるのに、地味めの知世相手だと自己評価高くうぬぼれまくって、常に相手に上から目線‥‥ってのが下衆コップだって気がつくとこが繊細すぎるｗ でも世の男性って何割かはそんな奴らだよな (^_^;)
クドカンの皮肉が効いてるけど、見てる人が気がつかなきゃ皮肉にはならないと‥‥
あと久しぶりの監督（橋本じゅん）の透け透けネットT シャツに革の短パン！（爆笑）分かりやすくゲイファッションすぎだししかもオネエ系って、やっぱりMかよ（笑）サダメっちはまだ手を出されてないのかなあ（笑）
