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SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜#2「乙の回・天の双眸」

http://www.tbs.co.jp/spec2010/
脚本:西荻弓絵・演出:堤幸彦
 
オ モ シ レ ー !!
やー、久々に震えたね。これは良い堤幸彦作品すぎる。
当麻の天才的閃きで最初から犯人はわかっててそれを証明するのが捜査だけど、ミステリードラマとして犯人を指摘するのは最後だから、その過程がきっちり謎解きになる。完璧。
犯人を推理するのが手がかりからじゃなく、結果から導き出される論理的結論なのであやふやさがなく明快で、事件自体にオカルト要素は絡んでないからトリックが納得できれば爽快。完璧。
今回のトリック自体は当麻が言うようにポワロだかコロンボだかコナンだか金田一だかなんだろうけど、トリック崩しは鈴虫の音の可聴域。鈴虫は重要アイテムだろうと思ったけど、なるほどって感じ。
わかりやすい人間関係のいろいろが原因というか、結局才能とか仕事とか金のやり方とかでなく愛憎だしな。鬼門さんは悪くないのになあ‥‥てか、「天罰タイム」って!w
で、時間と空間を超越した千里眼の男・桂小次郎(山内圭哉)とそれを神の仕業とする大島神父(佐野史郎)が絡んで(ツブヤイター!警視庁炎上!勝負!ってw)、公安の男・津田(椎名桔平)登場。
24時間云々は神父が噛んでるんだとしても(明らかにされなかった‥‥よな?)、しかしこれは、桂の異常聴覚のSPECは公安的には潰す方向?そこに現れたニノマエ(神木隆之介)が助けるのかと思ったら助けないし。そこで選ぶ基準は何だ?桂は当麻の秘密を知ってるからニノマエは助けなかった‥‥ってことかな。てゆーか、当麻と「ニノマエとの経緯」って!?
でもって海野先生(安田顕)は脇(上川隆也)と同じ組織の人間なのか?SPECを持った人間に対して、どのSPECを誰が必要としてるのかってのはどういう基準なんだろ。ニノマエは、当麻と瀬文は何か可能性アリと思って肩入れしてるのか、だとしたら冷泉や脇、桂との違いは?
少なくとも志村が瀬文を狙ったのは組織絡みなのかなーってのを考えると、美鈴(福田沙紀)も能力ありであの病院で監視されてるってことだよなあ。しかも志村を生かす価値があると思ってるってことだろうし。組織と公安とニノマエ、どこでどう繋がっててどういう関連あるのか。組織はイコール公安かな、だったら冷泉が拉致られて協力させられてるのは桂みたいなSPEC持ちを選別するためか?神父はどうなるの?
にしても今回のニノマエ登場シーン、スゲェゾクゾクした!演出上手すぎる!突っ込みどころがあってもこれだけですべてチャラになるくらい。チャラにするもの何もないんだけどw
ところで当麻と瀬文のツンデレ同士コンビ、二人そろって左手吊ってるってなんか意味が?ああーワクワクするなあ。画面的にも今回の演出はスゲー好み!海野先生と美鈴の会話んとこの謎演出とか好きすぎるw(つかウテナっぽいw)
今回も当麻(戸田恵梨香)は何もかもわかってるようなとこが胡散臭すぎて超好み!カマ?とかプスプスとか変態的すぎるw 瀬文(加瀬亮)との陰険漫才もサイコー!
あと桂の「茹で過ぎ」にウケたw
餃子屋のテレビの「これアナログ」「地デジ」にも笑ったけどw